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霊界の中心は何か? それは、一つの絶対的神を中心として構成された世界です。その絶対的神がいるなら、その神は、この天地創造のときの宇宙の起源であられる方です。彼によらないものがないというのです。彼に属しているために、彼に属した全体は、彼とともに感じ、彼とともに因縁を持って過ごしているのです。
例えて言うなら、我々人間は、四百兆個にもなる細胞を持っていますが、すべての細胞自体が、どのような分野でも感じさえすれば、直接頭脳に連絡されるのです。天地創造のときの創造主を中心として、つながるすべての存在も、それを同じだというのです。しかも人間として生まれて、意識して生きており、善でより次元の高い価値のものを追求しながら、悲哀を感じる全部が、人間から始まったのではなく、人間の根源から始まりました。それゆえ、過程を経て、根源と通じることができる結果の世界に行っているのが人生である、このように見るのです。(一四〇\一二三)