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6)霊界の族長になる人

神様と一つになったら、カインを愛さなければなりません。神様の愛を受ける立場に立ったら、心をつくして、命をつくして、思いをつくして神様を愛するのと同じように、氏族と民族と国を愛さなければなりません。これが地上の第一の戒めです。天国の戒めではなく、地上天国の戒めです。天上天国の戒めは、「心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ(マタイ二二:三七)」ということですが、地上天国のいちばんの戒めは、「あなたの心をつくし、命をつくし、思いをつくして、あなたの国とあなたの民族を愛せよ」ということです。

それゆえ、神様の愛をどのように扶植させるか、神様の権能と天国の畏敬性にどのように因縁づけるかということが問題なのです。そうするには、自分を中心として、横的に広がった舞台を持たなければなりません。そのような人が、霊界に行って、神様の威厳を永遠に相続することができる支派長や族長、祭司長になるでしょう。(三四\七〇)