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2)天国に行くパスポートを準備せよ

この地で最後の時間は、皆さんが死ぬ時間です。誰にも最後の日が来ます。サタン世界で最後の理想世界を立てるためには、あらゆる体験をして、そこにパスしなければいけないのです。

さあ、天国に行くパスポートを持ちましたか? ドクター・ダースト、持ったか?(作っているところです)。それでどうやって入るか? 明日死ぬか、今日死ぬか分からないのに。忙しいのです。遊び半分ではありません。いたずらではありません。パスポートをたくさんもらった個人と家庭と国家が生まれてこそ、神様が任せようとするというのが分からなければなりません。パスポートを持った国家があってこそ、神様が天地を任せることができるのです。何の話か分かりますか? それが本来の創造理想です。

パスポートは何か? パスポートは、サタンを追放するのです。サタンは来れないというのです。さあ、皆さん、サタンが関係しませんか? 生活するとき、サタンが関係しませんか? 個人分立、家庭分立、氏族分立、民族分立、国家分立、世界分立、天宙分立まで全部しましたか? いつ分立しましたか? 原理のみ言を習ったでしょう? サタン分立歴史を習ったでしょう? いつ分立しましたか? 何で分立しましたか? 蕩減を中心として分立すべきです。今、本部では、何の長だとか偉そうにしている奴等は、全部追い出さなければなりません。ピラミッドを知っていますか? 活動せず、出て行かない人は、悪魔のピラミッドになるのです。

皆さん、学者でも大統領でも、例外がありません。蕩減の道は、探していかなければならないのです。教えてやって行く道ではありません。自分が探していかなければなりません。原理の道は、踏んでいくのです。はっきり分かりましたか? これをしないと、地獄に行くのです。地獄の鎖が、皆さんの目に、鼻に、考えに皆引っかかっていることを知るべきです。これは、脅迫ではないのです。脅迫ではありません。堕落ということをひっくり返して打ち込もうとするから…。

皆さん、白紙に「金」という字を書いておいたら、それを消すのがどれほど大変ですか? さあ、サタンが書いた文字がインクよりもひどいでしょうか、ひどくないでしょうか?(ひどいです)。消そうとして、穴が空くか空かないかというほどするときこそ消えるのです。皆さんは、生きたという名前は持ちましたが、死んだということを知るべきです。これが残っている限り、サタンが「私のものだ。」と言うのです。それで、イエス様は、「死のうとする者は生き、生きようとする者は死ぬ。」と言いました。何の話か分かりますか?(はい)。

神様は、いちばん最初よりもっと喜んでこそ、昔堕落した印象を消してしまうことができると思うのです。ですから、皆さんが今までどれほど愚かで、どれほど幼子のようであり、どれほど意気地がなかったか分かりますか? どこに行くのですか? 天国に行きたいですか、地獄に行きたいですか?(天国です)。(一二九\一八三)

皆さんが今から何をすべきかということを、確実に知らなければならないのです。皆さんはそれが分かりますか? 今分からないではないですか? 皆さんが永遠に生きることができると思いますか? 皆さんは死ぬと思いますか、生きると思いますか? 一度死ぬでしょう? それが嘘ですか、事実ですか?(事実です)。これは深刻な問題なのです。間違いなく死にますか?(はい)。

皆さんが死ぬなら、霊界がなければ分かりませんが…。霊界があることは分かりますか?(はい)。本当、本当に分かりますか?(はい)。それで、皆さんがその世界に入って暮らす生活が、この地上生活より長いですか、短いですか?(長いです)。どれほど長いですか?(終わりがありません)。では、そこは誰がおられる所ですか? 天国の主人になり、中心になられる神様がおられる所でしょう?(はい)。神様が誰ですか? 漠然としているではないですか? 漠然ではないかというのです。

さあ、では、神様が存在して、自分が存在すると見るとき、存在認識を神様と自分と同じ立場で考えるなら、神様から考えるようになるでしょうか、皆さんから考えるようになるでしょうか?(神様から)。それで、皆さんはどうですか?(神様)神様なら、皆さんが好むことができる神様になるべきでしょうか、神様が好むことができる皆さんになるべきでしょうか?(二番目です)。他人でなく、皆さん、皆さんを中心として見るときは?(二番目です)。

さあ、では自分がその国に行くとき、その神様の国が一つの中心なら、神様を中心としてなされたその国に、今まで数多くの先祖たちが生まれては死にましたが、その人たちがはっきりしない法もなく、無秩序にただそのまま勝手に暮らすでしょうか、法の治下で組織生活をするでしょうか?(法の治下で…)。皆さん、その認識があるのではないですか?

統一教会という組織が、統一教会が現れる前に霊界にありましたか、ありませんでしたか?(笑い)あったでしょう? それは確実にあったでしょう。(笑い)しかし、統一教会が出てきて、今はどうですか?

さあ、では統一教会がですね、霊界の組織の中でいちばん最後の形で生まれたので、今最後の尻尾に行ってつくべきですか、いちばんてっぺんに行ってつくべきですか? ん?(いちばんてっぺんです)。(笑われる)それはムーニーたちが、てっぺんだと言うと、霊界では「ノー! ノー!」そのように答えるでしょうか? 霊界に暮らす皆さんのすべての先祖たちは、一様に「うちのムーニーは好きではない」と答えるでしょう。(笑い)歓迎するでしょうか、どうでしょうか? 考えてみなさい。

例えて言えばですね、豊かに暮らす金持ちの村がありますが、その町内に乞食のような人が入ってきました。ところで、その町内のすべての幹部たちが「おい! おい! あの方は立派だから、乞食のようなあの方を我々の酋長として高い位置に立てよう!」と言えば、そのすべての人たちが「はい!」と言うでしょうか、反対するでしょうか? ん? どうですか?(反対します)。

さあ、では、皆さんが霊界に行くにおいて、あの真っ暗な地獄のどん底に行こうとしますか、光明の神様の宝座の前に行こうとしますか? 皆さん、考えてみなさい。(明るいところ)。(笑い)それは事実です。それは現実的なことなのです。それは間違いないのです。

ところで、どのように、何を持って上がって行きますか? 霊界には聖賢たち、昔のイエス様とか孔子、釈迦のような立派な人たちがいますが、聖賢たちも多く、偉人たちも多く、立派な人たちも多いのに、何を持って上がって行きますか? そこに行けば、アメリカのワシントン大統領にも会うでしょう。ジョージ・ワシントンなど、アメリカの大統領にも全部会うでしょう。

また、そこにはローマの迫害時代に殉教をして、血を流して死んだ人がどれほど多く、公的に犠牲になった人たちがどれほど多いですか? それなのに、どうやって上がって行きますか? 何を持て、どのように上がって行きますか? うん、どのように上がって行きますか? どのように行きますか? 霊界が皆さんを知っていますか?(笑い)

ここのアメリカの軍隊のある小隊に入るようになるとしても、証明書があってこそ入ります。それなのに、霊界、高次元の立場まで踏んで上がることができますか? 数千億が集まっているその世界に、時間と空間を超越して、全部眺めているのに、「あ、あの人が上がって行けば、ほめたたえることができる」と言えるほどになりましたか? 行く自信がありますか? 霊界は距離がありません。彼らは、皆さんが上がって行くのを見守っているのです。それなのに、どのように上がって行きますか? どのように上がって行くのですか? 考えてみなさい。

そこを通過するためには、証明書が必要です。明らかに必要です。証明書がなければ通過できません。深刻でしょう。ドクター・ダースト! 君は何を持って上がって行くつもりだ?「オー、私は文学博士の学位をもって行く」そのように言って行くことができますか? それは霊界の便所のちり紙ほどにもなりません、ちり紙ほどにもならないのです。(笑い)

さあ、どのように何を持って行きますか? 何を持って? 何を持って? 答えてみなさい。(真の愛)。真の愛が何ですか? 愛とか真の愛とか、それが何ですか? これは深刻なのです。先生は、このようなことがはっきり分かるために、一生を捧げていくのです。それが分かるために。

さあ、今日私がこの堕落世界で、この悪なる世界で反対するのを、なぜ貫いて上がって行かなければならないか? 証明書をもらうためです。この世的なことではありません。分かりますか? ん? 私が世の中に出たら、私が世の中で出世したら、誰も羨ましくない出生をしたであろう人です。そのような能力を持った人です。

皆さんが霊界に行くときには、皆さんの妻も連れて行けず、一人で行くのです。妻子も連れて行けないのです。死ぬとき、一人で死ぬのであって、共に死ねません。ですから、どれほど孤独でしょうか? すべてを一人で歩いていかなければなりません。その世界を行かなければなりません。その世界を今行かなければならないのです。この世でレバレンド・ムーンが必要なのは、正しく世界の行くべき道を、人間たちが知らないためです。神様がそれを教えてくれるために、先生のような人を終わりの日に、この地上に送ってくれたということを知るべきです。(一四六\三三〇)