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2)開天門が何か?

@ 開天門すべき理由

なぜ、開天門のことがあるようになったか? アダムとエバが過って、失敗をしたから、失敗したすべての責任を神様が持ったのです。神様がその責任を持って、門を開いてやらなければなりません。個人が行く門を開くべきであり、家庭が行く門を開かなければなりません。その次には、氏族が行く門を開かなければなりません。すべての門がふさがっています。民族が行く門がふさがりました。国家が行く門がふさがりました。世界が行く門がふさがりました。これを皆開いておかなければなりません。何で? レバレンド・ムーンが統一教会の家庭を通じて。お分かりですか?(はい)。

神様は、もっと大きなものを探すために、小さいものを準備してくる作戦をします。個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、その次に天宙、霊界までも、地獄と天国にふさがっているでしょう? これが誰のためにそのようになりましたか? アダム・エバが真なる父母になっていたら、これが一つの世界になったのに、堕落して偽りの父母が生じることによって、地獄と天国がふさがるようになったのです。

この歴史的な怨みの塀を、誰が克服してしまうべきか? 真の御父母様が克服してしまうべきです。真の御父母様が、克服してしまうのに、国の王権を持った立場で、その宝座でするのではありません。人類が塗炭の苦しみの中に、地獄に暮らしているから、霊界の地獄で霊人たちが苦痛を受けているのと同様に、今日地上で人類が苦痛を受けているから、地上地獄の門を皆開いて、その次に、天上地獄の門をすべて開いて、地上の個人から国家と世界の道を開き、その次に、地上から天上世界まで通じることができるように、道をつなげなければなりません。ハイウェイをつなげなければなりません。主流と通じることができる、たった一つの道としてつなげなければなりません。それで、皆さんの心と体が一つになり、一つになった基準で家庭を経て、氏族を経て、民族と国家、世界を越えて、天上世界に行ってもふさぐ塀があってはいけません。皆克服してしまうべきです。

いちばん最後の問題がふさがっている、霊的な地獄の門と天国の門を開くのです。地上地獄のいちばん果てに行って、地上地獄の門を開き、天上地獄のいちばん出発の門に立って、天上地獄の門を開かずしては、天国に入ることができません。地獄に勝った人だけが…。何で勝つべきですか? 祈祷で勝つことができるのではありません。神様の愛をもって勝つべきです。そうせずしては、天国に入れないために、レバレンド・ムーンは地上を経て、天上世界の地獄の門まで、神様の愛を中心として開いて、地上から天上まで行くべき道を築いておきました。国際平和高速道路という言葉も、それで出てきたのです。分かりますか? ふさがった塀を壊すのです。

イエス様が天国の王子になったこと、一人子の権威を持つことができたことは、何のためかというと、サタン世界だけを愛したのではなく、霊界まで愛したためです。霊的世界もこのような塀で皆ふさがっています。仏教圏があり、儒教圏があり、全部塀でふさがっています。これを全部より高い神様の心情を通じて、払いのけておかなければなりません。天上世界の高い宝座から、存在する塀を壊してしまい、逆さまに降りてこなければなりません。何万年の我々の先祖の塀から、その次に何千年の我々先祖の塀、何百年のこの時代の塀、今何年前に行ったすべての人たちの塀まで、全部壊し、地上のすべての塀を壊して、これを地獄までつなげることができる道を築かなければ、開天門がなされないのです。複雑でしょう。(一四〇\四三)

A 開天門の始原

今回、先生がありがたく思うのは、お母様です。ダンベリーを中心として、お母さんはたびたび深い次元の心情的谷を経験しただろうと思います。分別のなかった頃に出会って、そのときから平行線で上がってくる人生でした。そのように生きたために、基準がだんだん上がってきているのです。その前には、心情の深い谷は体験できなかったでしょう。ダンベリーによって別れてみたから、先生の貴い価値を知るようになったのです。女人が、夫に対する孤独な事情がどうであるかということを知ることができたのです。

それで、二月一日を中心として、天上世界と地獄の門を開く式を持つようになったのです。今は、だめなのです。極と極の立場に立てておいて…。極がどんな極か? 平行の極ではありません。垂直的な極です。これをつなげうる立場でだけ、初めて一つの解決点が生じるのです。霊界と肉界をつなぐのです。一九八五年二月一日午前三時(アメリカ時間)を中心として、ダンベリーとイーストガーデンを中心として、そのような基準を立てたのです。それで、何の心を持って? 神様の心を持って、愛の力がつながりうることを、皆さんがしなければいけません。分かりますか?(はい)。今、家庭が行くべき道が分かったのです。ずうずうしい責任者になって、神様の前に救われうる立場で、自分がここから行こうとするのか、この垂直線から行こうとするのか? これを知るべきです。

皆さんが天性に向かって行く道は、男と女が一つになって行くべきですが、どこで一つになるか? 軸で一つになるべきなのです。軸で一つになって、軸に従っていかなければなりません。上がっていくときは、軸に向かって上がっていくべきであり、下がっていくときも、軸に向かって下がっていくべきなのです。分かりますか、何の話か? そのような道を、家庭を中心として、氏族圏、民族圏、国家圏、世界圏まで蕩減復帰の原則により、誰でも皆行かなければならないのです。誰でも皆、そのような道を経なければなりません。なぜなら、堕落圏にいるために。(一三六\四七)

先生は、一生の間、怨讐を愛して生き残り、また怨讐を愛する、そのことをしました。個人段階からそのことをし、家庭段階でそのことをし、氏族、民族、国家、世界段階、その次に天宙段階まで、そのことをしました。ダンベリーになぜ入ったか? 霊界と肉界が塀でふさがっています。堕落した父母によって、もつれたものを解くためには、霊界と地獄が全部塀でふさがっていますが、ここにハイウェイを築いておかなければならなかったのです。道を築いておかなければなりません。

一九八五年二月一日午前三時を中心として、お母さんと特別祈祷をして、そのような条件を立てました。そのままではだめなのです。それで、そのときから、地獄のすべての塀が崩れて、誰でも努力すれば、自分の能力を中心として、天上世界に上がることができる道が生じました。また、霊界で自分の親戚たちの中に善の霊がいれば、来て教育をして、率いていくこともできるようになりました。霊界の救世主の道理が始まったのです。分かりますか? 救世主の道理が霊界にはなく肉界だけにあったのに、今日このような門を開いてあげることによって、あの世の善の霊たちが、地獄にいる悪の霊たちを全部教育して、善の先祖が救世主の立場に一致することによって、発展して上がることができる道が開かれるようになりました。(一三六\一八七)

B 真の父母と天国の門

今日、統一教会の使命は何か? 統一教会は、過去の宗教とは異なり、個人的な救いだけを願う宗教ではありません。堕落しなかった本然の理想世界を願う宗教です。本然の理想世界は、人間が完成して、神様の愛の中で夫婦の因縁を結んで、息子娘を産んで、天国に行くことを言います。

お父さんが地獄へ行き、お母さんが天国に行って、それが何の天国ですか? 父母は天国に行って、子供が地獄に行けば、それが何の天国かというのです。天国は、父母と子女、氏族、民族、国家が皆入る天の国です。

天国の門を開いて入るには、人類が偽りの父母として出発したので、真の父母が出てこなければなりません。神様も自ら天国の門を開くことができません。神様が自ら天国の門を開くことができるなら、そのような能力がある方が、なぜしないでしょうか? 堕落は、人間がしたために、罪を犯した人間が罰を受けなければなりません。すなわち、人間が天国を失ってしまったから、人間が探さなければならないのです。それゆえ、六千年もかかったのです。

では、天国を開門するためには、どのようにすべきか? 僕の僕の立場にいる人に、養子の特権的恵沢を与え、直系の息子と因縁を結ぶようにして、その直系の息子に絶対服従させなければなりません。ここで、直系の息子とは誰かというと、堕落する前のアダムです。また、養子は誰かというと、堕落する前の天使長です。本来、養子は僕の立場なので、愛することができません。(四二\二八六)

霊界に言った人たちが、本来堕落しなかったら、神様の愛を中心とした真の父母の愛の核に一致した基盤の上につながって、天国に入るだろうに、歴史以来、そのような因縁を持てなかったために、全部保留になりました。どこで保留になったかというと、地獄で保留になって、その次には楽園で保留になっています。天国は空いています。

天国には誰が先に入るべきかというと、真の父母が先に入らなければなりません。天国が空いていると言えば、レバレンド・ムーンがばかげた話をすると言うでしょうが、イエス様も天国に入れませんでした。天国は一人で入れません。我々人類の本然の先祖が、思春期を過ぎて、真の神様の愛を中心として、三面が合わさった愛の理想をなして、地上で生きて、真なる愛の種を残して父母になり、先に入るべき所が天国です。しかし、まだ神様の愛を中心として、父母としてこの地上に愛の種を残した父母がなく、また、そのような後孫を残した基盤が生じられなかったために、天国は空いているのです。

しかし、統一教会によって、天国の門が開かれるようになりましたが、天国の門は、開かれましたが、まだ先生が行かなかったために、天国に入った人はいません。興進君もイエス様を連れて入ったり出たりしますが、まだ待っているのです。レバレンド・ムーンがこしらえて適当に、ここに集まったとても賢い人たちに、朝にいいかげんに話す話ではありません。(笑い)私が、くまなく、くまなく探して、骨が折れるまで皆くまなく探して通してみたら、個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、霊界まで、天国の宝座まで直通しうるたった一つの道があるのです。その道、どこどこに行く方向は、愛の旗を持って合図するべきであって、それ以外の合図をもっては通じません。行けないのです。皆さん、天国に行く自信がありますか? 自信がありますか?(はい)。愛の自動車を運転して行きますか? 愛の自動車…。そのようになれば、天使は愛の自動車に合図して、天国に案内するのです。くねくねとしていますが、そこは高速道路になっているのです。

一九八五年に先生はダンベリーで、お母様はイーストガーデンを中心として、初めて天と地が通じうる門を開いたために、天上世界に何千年前に行った選民たちが、自分の後孫たちを…。天国に行くには、地獄を経て、地上の場に来なければなりません。天国に行くには、地獄に勝たなければなりません。地獄に勝った人が、天国に行くのです。地獄のいちばん下で、地獄を越えて、天国に入る道端にとどまっている所が楽園です。

人類を見るようになるとき、一人の男と一人の女として見ろというのです。「四〇億の人類の半分である二〇億の人類は男であり、二〇億の人類は女である。その二〇億と言うようになれば、二〇億個の細胞を持った男が生まれ、二〇億の細胞を持った女が生まれた。私は、これを愛する、二人を愛するという心で。」このように考えろというのです。何の名を持って? 神様の名を持って、神様は再創造するのに、どのようにするかというと、四〇億の人類を植えて、アダムの再創造とエバの再創造の役事をするのです。

すなわち、その言葉はどういう意味かというと、二〇億の人類の中から、初愛をすることができる一人の男性を選び、二〇億の人類の中から、初愛をもって結ばれうる一人の女性を選びだすためのものなので、このような代表者は、二〇億の人類の愛の実として見るのです。それで、二〇億の人類の愛の実になる実体を、自分を産んでくれたお母さん、お父さんよりも、もっと愛さなければならず、四〇億の人類を自分のお母さん、お父さんより、もっと愛するというようになれば、原理的基準で、神様の愛の圏を中心として、自分が一つになったと言える、一つになった立場で、人類を愛することができる立場に立つようになるために、自分はサタン世界とは関係ない立場に立つのです。簡単でしょう?

その代表的な方が誰かというと、真の父という方であり、真の母という方です。真の父母を愛すること以上の心を持って、人類を愛せば、万事がオーケーです。分かりますか? 天上地獄の門も、ガチャッと開いて、地上地獄の門も…。そのような人になるところは、どこでもハイウェイです。その代わりにガス代は皆さんが出さなければなりません。ガス代は、お母さん、お父さんに、くれと言ってはいけません。自動車は、私が皆作ってあげたから、ガス代は皆さんが出して、運転は皆さんがしなければなりません。「何、運転も父母様がすべきだ」と言うのではありません。本然の世界において、天国に行くことができる道は、父母様が導くのではなく、天使たちが導くのです。

そして、君たちが父母様に訪ねてきて、父母様に挨拶をするのであって、父母様が来て、皆さんを導くのは、原理ではないということを知らなければなりません。分かりますか? 父母様が道を築いておいたから、父母様を愛すれば、この道をついていくようになっているから、今、その道についていくことができる立場で、父母様を愛する立場に立って、人類を父母様以上愛するようになれば、皆さんが行く道は、万事が都合よく運び、ふさがる道がなく、小道がないのです。ハイウェイに直通する主流の心情路線を行くのです。ですから、皆さんは地上から天国まで直行することができるのです。(拍手)

さあ、先生が男ですか、女ですか?(男です)。お母様が男ですか、女ですか?(女です)。それで、先生は男、お母様は女です。ですから、目を向けて世の中を眺めれば、二人がいるのです。男という動物と、女という動物がいます。堕落したから動物であって、別のものがいますか? 母の愛する心をもって、皆さんはサタン圏を超越した心情圏に入るのです。分かりますか?(はい)。先生の前に引っかかる条件があれば、皆さんがまた行かなければなりません。それで、先生が一生を経て、父母の立場で子女たちが行くべき道を、責任を持って皆築いたのです。

皆さんが父母様を愛するその愛を持って、人類を愛する立場にあるなら、皆さんは、父母様と一つになって水平線に立つようになります。そうなれば、堕落した心情圏はその下なので、サタンが皆さんに触れることができません。皆さんは、天国に直通することができるのです。お分かりですか?(はい)。そのようなことを始めるためのものが、開天門の日の宣布です。(一四〇\四五)

C 「開天門」の前の我々の姿勢

先生が、このように地上から全部ハイウェイを作って、天上において勝利の覇権をもたらして、皆さんに伝授してあげたから、伝授してあげたその立場で、父母様を絶対愛して、父母様が立った立場、心情圏を中心として、サタンの父母によった心情圏の根から離れなければならないのです。そうして、新しい父母様を中心として、体と心に神様の愛の根を受けて、ここに立っている父母様と絶対一つになることによって、サタンは皆さんを離していくことができないのです。これは理論的です。

そうなれば、皆さんはどのようになるか? 先生が世界のために代表として、カインの息子娘を救ってあげる蕩減復帰の役事をしたから、皆さんも父母様を愛する以上の心情を持って、世界を愛したというようになれば、皆さんが地上世界や天上世界に行く道において、今後に邪となったものが妨げることができないのです。地上から皆さんが出発して、世界を越えて、天上世界、天国にまで直行することができるのです。しかし、そのようにできないときは、皆さんの行く道が幾重にも重なった大きな山と険しい峰になります。これを先生が知ったために、今まで命を捧げて準備して、今日皆さんに開天門の日の記念に参席することができる特権を与えたから、どうか、そのような心情圏をなして、皆さんが無事通過することができる勝利者になることを願います。分かりますか?(はい)。(一四〇\六二)