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8)肉身を使って責任分担

みなさんが生きていくには、神様を思い、真の父母を思わなければいけません。そうすることで、心身が円満な、安全な、満足な圏内に暮らすのです、愛によって。分かりますか?

そのような生活をした人は、霊界に行けば、そのままになるのです。地上には内面的に拡大した生活があるのですが、内面的に拡大したその基準は、霊界に行けばそれが表面化されるのです。愛が中心でしょう? 愛が内面化されているために、神様と人類が一つの体の細胞と同じです。自分自身が、その細胞のうちの一つになる世界が霊界です。そのような境地に入れば、神様が間違いなく自分の心の中に入ってくるのです。「神様!」と呼べば、自分の心の中で「どんな奴が私を呼ぶか? 何だ?」と言うのです。すなわち、神様とともに暮らしていく世界です。

それで、責任分担は、それほど重要なのです。統一教会で責任分担という言葉、先生が責任分担という原則を立てたのです。皆さんが毎朝鏡を見るとき、男として生まれて、女として生まれて、責任分担をどこで果たすかを考えなければなりません。それは深刻な問題です。この目、鼻、口、手、五官が、責任分担を完成した愛に酔っていると思うのです。

感覚のすべては、愛の実体圏に立つためのものです。真の愛、それを考えてみるとき、それを失ってしまった悲惨なありさま! それを復帰するために、背後で神様がどれほど努力をしたか! それは、観念ではありません。真実のありさまです。それを考えてみるときは、涙を流しながら慟哭をせざるをえません。(二一八\一二八)

責任分担を遂行するには、皆さんがどのようにしなければならなりませんか? 責任分担を果たすことができる人になるためには、どのようのすべきですか? サタンの情、サタンの人情、サタンの血筋を受けて、情の因縁の中で生まれたすべてを否定する立場に立つべきです。なぜ? アダムが責任分担路程を行くとき、サタンの情を皆抱いて行きましたか? 答えてみなさい。サタンの何の情を持ってきましたか?(持たずにきました)。皆さんは、今何ですか? 責任分担を探すために、サタン世界の情を皆断ちましたか、断ちませんでしたか?(断てませんでした)。断てずに責任分担になりえますか?(できません)。それゆえ、否定をしなければなりません。(一三九\二五六)

人間が霊界に行けば、そのようになるか? アダムは、神様の体になります。アダムは、神様の体になるのです。ヨハネの福音書とコリント前書に「あなたがたは神の宮となったことを知らないのか」と記録されているのと同様に、神様が臨在しうる聖殿です。家です、家。

では、神様とどのように似るのか? 責任分担完成段階に至って、神様が臨んで一つになれば、愛によってすべての生命の結託、一体性がなされるのです。(一三〇\二二)