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2)霊界動員と協助

皆さんが伝道をしてみれば、伝道ができないときにも、伝道をしなければなりません。して、またして…。石を海に投げるのと同じです。それで海の水を皆埋めて、山になるまで限りなくするのです。そうすることによって、どのようになるか? 自分が心情的に育つのです。体は何も変わるものはありませんが、心情が育つのです。

夜明けに起きて、その町内のために、自分が任された責任地域のために祈って、涙ぐんで…。その道は、心情的でありながら霊界と霊的な因縁を結ぶ道なのです。神様がこの町内を見下ろせば、全部地獄に行くしかない人間たちであるために、涙を流さざるをえないのではないかと言って、神様に代わって自分が涙を流すということを自ら感じるのです。神様の心情で涙を流すことができる、そのような共鳴力が入るようになれば、霊界が総動員するのです。

人間として、神様の前に感動的な涙を流してこそ、神様が「おい、ありがたいな! 堕落したアダム・エバの後孫が、昔のアダム・エバよりましだな!」と感動して、涙ぐむことができる立場に入らなくては、霊界と通じません。

「堕落したアダム・エバの後孫として、天に背いた後孫であるおまえたちが、こうすることができるか。」と言いながら、神様が感動的涙を流してこそ、霊界が協助するのです。そこから霊界が開かれるのです、そこから。そこから霊界が開かれるというのです。それ以下は、絶対にだめなのです。絶対にだめです。それが原理です。(九六\二八二)

皆さん、霊界に行くのがいいですか? 今、地上の皆さんが霊界に行くというその心と、霊界の人たちが地上に再臨するというその心のうち、どちらがより切なるものですか?(霊人たち)。では、原理的に見るとき、皆さんがもっと熱烈でなければなりませんか、霊界がもっと熱烈でなければなりませんか? 霊界は天使長世界であり、ここはアダム・エバの世界、息子娘の世界です。息子娘がもっと熱烈であるべきですか、僕がもっと熱烈であるべきですか?

皆さんが霊界を協助するようになっていますか、霊界が皆さんを協助するようになっていますか? どちらですか?(霊界が我々を…)。霊人たちが協助しようと待っていますが、なぜ待つのか? 地上に天国をなすために働くところに協助するでしょうか、皆さんがよく食べて豊かに暮らすのに協助するでしょうか? どちらですか? 地上に天国をなすために働くところにです。(一六一\二二七)

先生が話すように、霊界が動員されなければなりません。霊界が動員されなければ、どのように天国を形成しますか? 形成できません。天国は真の父母から始まるようになっているのであって、今までの堕落した後孫に始まるようになっていません。

アダムを創造するとき、天使長世界の協助を受けたのと同様に、再創造も霊界から下りてきて、全部地上に協助しなければなりません。そうでなくてはいけないようになっているのです。原理がそうではないですか? 復活原理がそうでしょう? 復活原理がただそのまま結果として現れてこそ、真だと言うのです。(一六二\一一五)

さあ、先生が皆さんを貧しくさせて、皆苦労させるのが、皆さんが憎くてするのか、皆さんを生かしてあげるためにするのか? すべて皆さんを生かしてあげるためのものであることを知るべきなのです。皆さんを生かしてあげるために苦労をさせるということを知って、それをありがたく思わなければなりません。そうすれば、天の心情世界、新しい心情世界が繰り広げられるのです。そのようにするのが順序です。そのようにして、心情的結びつきを持っては、天の命令ならただどこでも飛んでいくのです、どこでも。夜も昼もないというのです。

そうしながら、世界を率いていく機関車のような責任を果たすと言うようになれば、霊界が協助するのです。それで、皆さんは、寝ながらもこうして育つのです、こうして。(身振りで表現される)そのように考えれば、霊界が間違いなく協助するというのです。(九六\二七九)

皆さんが民族的な責任を果たすために立ち上がるときには、このような宣布もできなければなりません。「私は統一教会を中心として、神様が願われて使われる一つの個人と家庭を中心とした、民族的で国家的な使命を遂行していくのにおいて、鉄石のように統一教会の運勢に接ぎ木していこう。私は、統一教会の運勢を受けて、長成的に伸びている統一教会の枝である。それゆえ、統一教会のみ言が私の言葉であり、統一教会の人格がが私の人格であり、統一教会の心情もまた私の心情である。」ということです。

そのようになれば、皆さんはどこに行っていても、統一教会と同様に発展していくでしょう。皆さんがこのような基準を立てて、統一教会と歩調を合わせていくようになれば、国家的な運勢によって動いた霊界にいる善の霊人たちや先祖たちが、皆さんのために働くでしょう。

皆さんは、外的に見るに、顔がぺちゃんこで、耳がすっと入って、不幸せに見えますが、霊界では皆さんを幸せな子と思っています。さらに、一〇代の圏内にいる先祖たちは、気をもんでいます。なぜなら、復帰歴史は一〇代を中心としてなされるためです。ところで、もし悪なる後孫が現れれば、一〇代圏内にいる先祖たちが「こいつ! おまえが我々をだめにしたな。」と言って審判します。

それゆえ、善の先祖を持った後孫がここにいれば、先祖たちが積極的に協助するのです。そのような立場に皆さんが立っているのです。そのような立場にいる皆さんが、浮かれて見事に戦っていく方々で、百戦百勝の戦績を立てるときに、霊界では永遠に永遠に喜ぶのです。このような皆さんになれば、お化けが出てきても驚いてひっくり返るでしょう。そのようになっています。それゆえ、このような先祖たちは、皆さんを王様に仕えるように仕えるでしょう。皆さんは、このような感じを感じなければなりません。

今日、我々は神様のみ旨の前に「神様の伝統を汚すものか! 神様の威信を汚すものか!」という心で勝利の基盤を築かなければいけません。皆さんは、どんな伝統を立てるかについて、祈らなければなりません。今は幸せな時です。(一四\二〇)