P.200

1.霊的現象と霊人の解怨

1)善霊界と悪霊界

霊界には、すでに二つのグループになっています。霊界は、サタン世界と神様の世界になっています。この霊界のサタン世界で、善の世界に早く行くことができるその道さえさらけ出せば、地上は自然に解決するのです。分かりますか?(はい)。その道は、どのように行く道か? 霊界のサタン世界に行って、個人を引き継ぐ方法、サタン家庭を引き継ぐ方法、サタン氏族を引き継ぐ方法、サタン国を全部天側に引き継ぐ秘法さえ持てば、それが可能なのです。何の話か分かりますか?

そのような時が来ます。霊界にそのような時が来れば、今や地上にもそれが反映するために、すべての変遷が早くその世界に転がって越えていくということを知るべきです。(一三四\一五)

我々が実践する新しい運動は、何の運動か? 何の主義か? 神様がいるなら、神意による主義だということです。では、その主義は、一体何をするのか? 神がいるなら、霊界があるでしょう。霊界があるなら、その霊界はですね、今まで歴史以来の数多くの我々の先祖たち、今生きている数多くの人類、これから来る数多くの人生が全部行ってとどまる倉庫です。

その霊界にも善の霊界、悪の霊界があるでしょう。世の中がそうですから。必ず悪の人たちは、悪の霊界に行かなければならず…。それが、皆死んでなくなるようになればおしまいですが、もし神様がいて、何かの関係を結ぶことができる人間になったら、彼らが残りうる一つの集合体が霊界なら、その霊界も不可避的に二種類になるのです、二種類。どんな種類か? 悪の種類、善の種類です。

では、ここで問題になるのが、一体悪の種類が何で、善の種類が何かということです。神様もこのように悪の霊界、善の霊界が全部和合して、人間世界が和合できる、すべてを一つにすることができる、それで各自が持ったすべての目的も達成すると同時に、各自が全体目的も達成することができる、理想的二重結果の立場を追求するだろうというのです。我々人間には、二重目的があります、個体目的と全体目的。

では、問題となるのが何か? 今まで人類歴史は、何を追求してきたか? 善が何であり、悪が何か? なぜこのように塗炭の苦しみの中に暮らさなければならず、このように壁にぶつからなければならないのか? その行く出発点から、行く過程、終着点の内容が、異なるためです。その内容が何か? 内容を分析すれば、簡単だというのです。(一二六\八三)

霊界がどのように発展し、どのように動き、この地上と関係を結んでいくかという全般的な内容を知らずには、これをはっきりと知ることができないのです。霊界というなら、善の霊界と悪の霊界、このように二つに分けることができます。その世界は、実在する世界です。地上世界に人たちは分かりませんが、そこは、確実にある世界です。確実にある世界なのです。

今、霊界でも、善の霊人たちと悪の霊人たちが、闘争しているのです。霊界にも闘争があるということを知るべきです。善の霊は、悪の霊を扇動して、良い所に連れていこうとし、悪の霊は善の霊を何としてでもいい所へ行けないように妨げようとする闘いを続けています。サタンを中心として、悪の霊がつながっていますが、その悪の霊の統治圏内に、今日地球星の人間たちが暮らしているということを、皆さんは知るべきです。それはなぜそうか? 今まで行った先祖たちは、善の霊も悪の霊も、全部霊界に行っているために、その善の霊も、堕落した世界において区別されたという条件をこの地上で立てて、善の側に立っているのか、これが神様がご覧になるとき、完全な善の立場に立っていることはできないのです。

神様の本然の理想世界、堕落がなかった本然の人間になることができる、理想的善圏に向かって行くにおいて、善の霊たちはそこへ前進しようとして、悪の霊たちはそこを妨げているのです。悪の霊界と悪の世界というものは、いつでも通じます。いつでも連絡できます。善の霊は、悪の世界で対立して、反対される立場で生きた死んだ霊なのです。それは、宗教を信じて行った霊人たちだということを、皆さんは知るべきです。(一三四\九)