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4)天国の本質

天国世界は、どんな世界か? そこは、本然の世界であるために、サタンに讒訴されうる個人や家庭や氏族は、入ることができません。それゆえ、これから統一教会員たちは、全部個人と家庭と自分の親戚である氏族が、一つにならなければなりません。言い換えれば、三代が一つにならなければなりません。アダム家庭について見るとき、アダム一代、カイン・アベル二代、カイン・アベルの息子が三代、このように三代が一つにならなければなりません。神様を中心として見るようになれば、神様が一代、アダム・エバが二代、カインとアベルが三代になります。(二一\五四)

天国は為にしてあげる世界であるために、為にするという観念だけ主にしていけば、壊れていきません。為にされるという考えだけ持ったとすると、壊れていくのです。そういうものではないですか? 皆さんがこれを知るべきです。

天国は、神様の愛が充満した世界ですが、その愛が充満した世界の本質を分析してみれば、愛の本質は為にされるのではなく、全体の為になるということであるために、世の中とは違うのです。

それゆえ、宗教の教えについて見れば、為にして、絶対服従して、犠牲奉仕せよというものですが、世の中にこのようなことはないのです。これが、世の中に何も分からない乞食の輩がすることのようですが、これは天法の最高の道理を知らなくとも、福を受けることができるようにするための、サタン世界に対する神様の暗号作戦でした。今まで、数千年間そのような作戦をしてきた神様が、どれほど驚くべきであり、どれほどかわいそうか。(四六\四二)