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7)我々が訪ねるべき本郷

皆さんは、霊界の事実を知らないかもしれませんが、先生は神様の特別な恵沢を受けて、皆さんが知らない未知の世界を、誰にも負けないほど知っている人です。

その世界の根本を掘り返してみたら、その世界の組織原則は、簡単だったというのです。その世界は、神様の天地原則、理想的根源である、為に存在して生きた人だけが行く所であり、そのような内容の組織で形成された世界が、理想的天国であるということを理解してくれることを願います。これは、間違いない事実です。

そこが、我々人間が訪ねるべき本郷です。今日、我々は堕落した人生として、本郷から追放された人間になったために、本郷の地に向かって、本教の所に向かって帰るべき運命にあるのです。しかし、そこは、人間自体としては入ることができないために、神様が人間が入ることができる道を歴史過程に設定せざるをえません。

それで、その民族の文化背景、風習、あるいは伝統が異なることによって、数多くの宗教を立てて四方に収拾するための訓練場を作ったのが、数多くの宗教であることを皆さんが知るべきです。ですから、宗教は、本郷の地に入ることができる資格者を錬磨させる、訓練の場所であることを知るべきです。東西四方の文化背景などが異なることによって、神様は比準(比較の基準)を探して立てながら、高い所に前進することができる一つの統一された宗教世界を率いてきたという事実を、我々はここで知るべきです。

そのような本郷の所に指導すべき宗教であるために、宗教は何を教えてくれるか? 為に生きろということを教えてくれざるをえないということを知るべきです。高次的な宗教であるほど、為に生きるべきだという原則を強調しなければならないために、温柔謙遜であれと言うのです。なぜ? 数多くの人を高め、彼らの為にする立場に立てというのです。犠牲奉仕せよと教えてくれるのです。なぜ? それは、その国の法度に合いうる人を訓練しなければならないためです。(七八\一一七)