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1 霊界はとても膨大な心情の世界
霊界の事実は、本に記録するとしたら、何万冊の本でも記録できないくらい多くの内容があるのです。今まで人間たちに見せて教えてあげた霊界は、一部分ですから、今までの霊界を紹介した本では全体の霊界を解明することはできないのです。
聖書に記録されたみ言が、人間の行かなければならない信仰路程の全体を含んでいるみ言なのか、全体の価値を回復させることのできる内容を備えているのかというとき、私は、「そうではない」と言いたいです。このようなことを言えば、悪口を言う人がいるかもしれませんけれども……。それで信仰の条件として「イエス様を信じよ」と言うのであり、神様は人間たちがイエス様を最大の価値をもたれた方として信じるようにするためにいろいろ役事をされたのです。(三―二〇)
皆さんは、霊界がどれほど複雑か知っていますか? 論山ハルモニも霊界の役事をしていますけれども、そのようなすべてのことを先生が知らなかったなら、この統一教会は壊れてしまったのです。数多い霊通人たちが来て、これをすべて収拾できるようにしてあげるのです。
この原則的な世界観を中心にした個人的な批判基準、家庭的な批判基準、氏族、民族、国家、世界的な批判基準、神様が見ている批判基準をどのように立てるか? その批判基準は、時代の変遷によって変わるものではありません。絶対的な時代を擁護して、絶対的な時代を消化できる基準を探していかなければなりません。そのような基準はどこにありますか? それは心情があるところです。神様の心情を感じ進んでいかなければなりません。これらが神様の心情なのか、何なのか、夢にでも考えてみましたか? 明き盲になってしまって、駄犬になってしまって飛び跳ねているのです。方向を知らず、目的も知らない船は難破するのです。(七一―四九)
皆さんが知らなければならないことは、霊界は神様を中心にした一つのセンターを中心にして、すべてのものが連結されているというのです。しかし地上ではそれができないでいます。センターがないというのです。悪を中心にしたセンターになっているので、すべてのことが相反しているのです。
ですが、霊界はすべて統一です。同じ階級でなくても級が高いものもいるし、もちろん地域もすべて違いますが、すべてのものが天に従っていかなければならないということを知っているのです。低級の霊人たちも、神様を中心にして従っていかなければなりません。それが信仰観念のように、生活の目標になっているのです。それが永遠の生活目標になっているのです。地上にはそれがないというのです。(一六一―二二〇)
2 今は霊界が地上を襲撃する時
今や私たちの前には霊的世界の侵攻時期が近づいています。今日地上で私たちが理解できない奇異な現象がたくさん起こっています。ですから皆さんは、ここに自分の霊力を身につけなければならないのですが、それができない人は押し出されてしまうのです。押し出される人は自然に審判を受けるのです。(四―一五四)
今までの歴史過程ではどのようになったのかというと、二人が闘えばその中で少しでも善なる者が勝ちました。それが原則です。地上世界が一つの理念圏の中に入るようになれば、どうなるのか? 地上よりも少し善なるものが勝ちます。これが霊界の地上攻撃時代です。ですから、今日の名も知れない神経症とかいう神経系統の病気がたくさん発生するのです。薬では駄目です。これは天地雙和湯を飲まなければなりません。
天地を和動させることができ、地を和動させることができる、こういう理念のために霊界が地上を襲撃する時が来たというのです。地上人が地で神様のみ旨の代身者となる時ですから、一つになるためには必ず闘いがあるのです。二人が闘ったあと一つになる時が、天が中心になって合わさる正に審判の時です。このように霊界が地上を襲撃する、このような局面で地上を代表することのできる総指揮官の使命をもってくる方が再臨主だというのです。
第三イスラエル建設路程の出発に臨んでいる皆さん! 皆さんはどのようにしなければならないのですか? 霊界の法度を知ってこそ抜け出せるのです。その使命系統がどうなっているのか知らなければなりません。その国の軍隊は味方の軍隊で使っている暗号を知ってこそ、戦争をするときに味方から攻撃されません。
この時は天の国の暗号が聞こえる時代です。今は暗号通信時代です。摂理的な暗号、歴史的な暗号、時代的な暗号、また、人間的な暗号、使命的な暗号の通信時代なのですが、このような暗号を通じて連絡できるし、作戦計画を遂行することもでき、地上統一理念の代身者になれる時代であるのです。(三―三五三)
今日までは地上世界を霊界の悪い霊たちが襲撃してきましたが、今からは善なる霊人たちが来て人間を救ってくれるようになっているのです。過去には悪い霊たちが襲撃して地獄に引っ張っていきましたが、今や、善なる霊人たちが襲撃して天国に連れていく運動が起こっています。反対の世界になるというのです。
堕落しなかったならば、アダム・エバは霊界のどこでも行けるはずでした。地上のどこへでも思うとおりに行っても、反対する者は一人もいなかったはずです。神様の愛を中心にした一つの血統的基盤を正常化させたならば、神様を中心にした息子、娘たちは世界のどこにでも、霊界のどこにでも通じない所はなかったのです。それを知らなければなりません。皆さんが知らなければならないことは、堕落したために根が違ってしまったということです。(一六一―二四八)
皆さん、今までは悪い鬼たちが、悪い霊たちが全部、病気をくれたり災いをくれたりしたものです。悪い霊たちが活動する時は、とても体がびっくりして震えて恐ろしいのですが、善霊たちの時はわけもなく良いのです。とてもわけもなく踊りたくて、こう……。(笑い) サタンが役事すれば、寒い部屋で体がこわばるのと同じようなことが起きます。それを私たち統一教会とサタン世界で感じなければなりません。
統一教会に来ると、わけもなく良くて自由だというのです。心が良く、何であろうとしても自由ですが、自分の家に行くとぎごちないのです。自分の家に行ってもそうだというのです。サタン側にいるようになるとぎごちなくなり、お母さん、お父さんが話すことが変であり、すべて嫌で、とこうなります。愛した夫、妻までみな嫌になるのです。さあ、そのようなことを感じる人は手を挙げてみなさい? 下ろして。それを感じない人は全部偽者です。偽者。(笑い) 世間の人々は今……。アメリカでもそうであり、世界の人々もレバレンド・ムーンがどんな神秘的な力をもっているのか、どれだけ研究しても分からないのです。統一教会の信徒になってみるまでは分からないのです。(九〇―一九八)
さあ、さっと一つの峠だけ越えれば、霊界があるのです。これからは、今や超感覚的時代が来ます。霊通しない人がいない時が来ます。今や人々がこの地球を襲撃する時代は過ぎ、次には霊人たちが襲撃するのです。サタン、悪鬼が今襲撃していますが、善なる霊人たちが襲撃する時が来るのです。そのような道を築くために私がこうしているのです。子に対する親の立場を見ても、愛する位置で、愛する心をもって、その子のために与えることのできる親がいるから良いのです。
皆さん、今やこれくらい来ました。誰が否定しようと行かないわけにはいかない道です。また、死の道を行かないわけにはいかない道です。一人行くようになる時はどうしますか? 荒涼とした霊界が展開されるならば、どこへ行きますか? 国籍はありますか? 国籍のない民族がどこに行きますか? 家がありますか、どこに行きますか? 一番恐ろしい世界になります。そこにはサタンが来るであろうし、天使も来るのです。サタン側に立っているならば天使も来ません。(六一―三二七)
今、霊界では雲のように多くの霊人たちが地上に下ってきています。もし私たちが霊界を知らないなら、彼らの協助を失うようになるのです。私たちが活動するにあたって霊界が協助して、彼ら霊人たちの協助を受けて仕事をするならば、私たちの目標がもっと早く成されるのです。
私たちの将来にどんな災難が降りかかるか分かりません。私たちはそれに備えてすべての準備をしなければなりません。世界各国に派遣された宣教師たちが今の宣教の基盤を構築することができたのは、霊界の協助があったからです。私たちは宣教活動をしながら、自分を保護できる対策をもっていなければなりません。霊人たちは先生が誰なのか、何をしているのかを知っています。ですから先生の写真を所有している時、霊人たちはその人を助けて、難しい局面を打開させてくれるのです。そして保護してくれるのです。
皆さんは真の父母に仕えて従う、運命の道に入ってきている群れです。それゆえに私たちは、サタンと闘うにあたって第一線に立った兵士と同じです。ですから霊的保護と協助が必要な立場です。私たちすべては、私たちの前に置かれた障壁の山を越えることを望んでいます。(一三〇―二九一)
3 善なる人には善霊が、悪なる人には悪霊が協助
今日、人間世界に住んでいる皆さんは、人間世界を中心に霊的現象を見ることができます。いかなる時代やいかなる時でも、宗教人はもちろん、その他の人々も、霊界の因縁に従って、霊界と混合された生活圏で生きているということは歴史的実証です。歴史過程を見ても、そのように生活してきたという事実は、私たちが宗教を信じなくても、夢を通してだとか、いろいろ神秘的な体験を通して知っているのです。
それで霊界を見るようになれば、善なる神と悪なる神があり、地上ではその影響を受けて善なる人と悪なる人に分けられるようになっています。それは理論的な結果です。論理的だというのです。ですから良い人、悪い人という概念は何ですか? 善神の協助を受ける人と悪神の協助を受ける人がいるのですが、その二種類の形態の内容をもって良い人、あるいは悪い人だと結論を下すのです。(一三一―一六七)
霊界は今までは何をしてきたのですか? 神様を除いて見るとき、私たちの先祖たちは今まで何をしてきたのですか? 地上に荷物を背負わせようとする輩は悪霊であり、地上の荷を背負おうとする輩は何ですか? (善霊です)。善霊です。それはなぜ善なる霊なのですか? 善霊はどうして善霊なのかというと、神様に、神側に合わせたからです。
では、善なるものの中でどんなものがより善なるものですか? 皆さんがこれを確実に知らなければなりません。善であり、悪であり、何であり、と大ざっぱな計算をするみたいに適当にやってはいけません。善の中でもどのようなものがもっと善なるものなのかという問題を取り上げてみると、その個人の苦労を代わりにしようという人よりも、家庭全体の苦労を代わってあげようとする人がより善なる人であり、個人に責任をもつ人よりも家庭に責任をもつ人がもっと善なるものです。そうではないですか? (そうです)。どうしてそうなのですか? 神様がそうだからです。神様がそうしてこられたのです。
神様が今まで摂理してこられた目的は何のためですか? 人間個人の幸福のために、個人の目的を達成するために仕事をしてきたのではありません。全世界が願う目的を達成するために働いてくるのです。個人を探し求めることはその個人を探して家庭を探すためであり、家庭を探すことは氏族を探すためなのです。こうして民族、国家、世界へと少しずつ範囲を広げていくのです。(六二―一九一)
今日、キリスト教が世界的な宗教になったのは、その時代ごとに、難しい環境がある時ごとに犠牲になり、願ってきた望みの天国、終わりの日に来て一つの理想的天国を実現することを目標にしてすべてのものを犠牲にして、生命まで犠牲にしてその量を満たしてきたからです。個人的量を越えるようになる時は、家庭的量の時代に越えていくのです。私たちは知りませんが、天が収拾するというのです。そのような民族があったならばその民族は知りませんけれど、個人時代を越えて家庭時代に誰が連結させますか? 天が連結させるのです。霊界が動員して「お前はこういうふうに行かなければならない」と、その時ごとに霊的な世界の指導方針を通じて環境を引き継いであげる業をしたのです。その時ごとにそれを受け継ぐ先覚者や預言者たちにあっては、その環境的時代の立場と歩調が合いませんでした。反対的な現象が起こりました。それで理解できないのです。(一六八―八二)
皆さんが一つ考えなければならないことは、霊界は二十四時間休まずに活動するということです。時間と空間を超越しているという事実を、皆さんは知らなくてはならないのです。霊界で霊人体は寝る時間が必要ですか? (いいえ)。それを考えてみなさい。どれほどすごいことか。それが良いのですか、悪いのですか? (良いです)。何が良いのですか? どうして? (一〇七―一三)
三次七年路程になる前の歴史と、三次七年路程になった今後の歴史は大変異なっています。この三次七年路程を中心にして悪の勢力は今から下っていかなければならず、善の勢力は上っていくのです。ですから三次七年路程というこの期間は、霊界と肉界が交差する時期にもなることを、皆さんは知らなければなりません。
霊界を中心にして見ると、悪い霊がいるのと同時に中間の霊がいますし、善なる霊がいます。三段階の蘇生、長成、完成、このような段階にとどまるのと同様に、三次七年路程が制定されることによりどんなことが起こるのかというと、善なる霊たちが地上に連絡することのできる道ができるというのです。そうなるしかないのです。蘇生・長成圏がサタンの主管圏内にとどまって、悪なる勢力の版図圏内にあるので、悪い霊が主導的な役割をし、悪い人間が世界をすべて料理してきました。ですが三次七年路程が制定されたその時からは、これが交差し始めるのです。
交差する時は霊界が下ってくるのですが、悪い霊から下ってきます。交差される時は中間霊界を越え、善なる霊界に越えていく時ではないのか。これが越えていく日には善なる霊と善なる人々は上っていき、悪い霊と悪い人々は下っていくのです。今までは善悪がお互い上ったり下ったり、このように交差しながらごちゃ混ぜになってきましたが、今からは善と悪が完全に分かれ得る、新しい次元の時代に入っていくのです。
ですから今から問題になることは何でしょうか? 善なる個人とその個人を中心にした善なる家庭、善なる氏族、善なる民族、善なる一つの国家形態、サタンが一つの国家を形成しているのと同様に、その国家基準以上の基準さえ越える日には、完全な善が全世界を支配できる時代に入っていくのです。(七五―一九三)
さあ、百ぐらいの力をもっている輩がいるとすればどうでしょうか。それに勝つためには百十、百二十、二百の力を合わせなければなりません。ですから、戦争という過程を通して、人類は自分たちも知らないうちに大きなブロック的発展、統合発展圏に移動してくるのです。闘いをすれば、必ず善なる側と悪なる側とに分かれます。善なる側は神様がコントロールし、悪なる側はサタンがコントロールしますが、いつでも善なる側が勝ち進みます。善なるほうが勝ち進むのです。結局、この闘いの歴史は、堕落した人間の戦争の歴史ですが、その背後で悪神と善神の戦争歴史としてつづられてきたということを、人類は知らなかったのです。
人をして闘うこの闘いには、死んでいった霊たちまでも合同攻勢をしてくるというのです。善なる人は善なる霊が協助し、悪なる人は悪なる霊が協助するのです。そうして悪なる人はサタン側へ、善なる人は神側へ……。このように霊界が連結されて闘いの歴史を連結してきたということを、人類は知らないでいたのです。(一六一―一三)
4 霊界の協助を受けようとするならば
統一教会の信徒たちは、自分を中心にして生活しないで、全体のために生きるならば、すべての善なる霊たちが守ってくれるのです。ですから、どこへ行っても心は安らかで……。すべて保護してくれるのです。霊界へ行けば、霊界は人のために生きた人々が行って住む所ですから、自分を中心にした人々は一番困るのです。「ために生きる」世界に入っていった人々は、「人のために」という方向の心をもって生きたので、そのすべての世界に対して自分が関係を結んで前進できますが、自分のために生きた人々は背を向けるのです。背を向けるのです。そこからしきりに追い出すからです。ですから、そういう人々同士が集まって地獄に行くのです。
それで、今そういう善なる霊たちが下ってきて皆さんを協助して、先祖たちが全部協助するのです。(一六四―三〇八)
私たちのみ旨に対する天的生活において、一番重要なこととは何でしょうか? 天の前に同情を買うことのできる生活です。同情を買うことのできる生活。
今日、地域長ならば地域長として天が見る基準があるというのです。十なら十くらいの基準をもって天が見守っているのですが、ここで動かないことが五くらいあるとしましょう。そういう時は、五くらい反対的な条件が作用して、食口たちは落ちて出ていくのです。落ちて出ていくだけでなく、私のすべての環境が一遍に押し寄せてくるのです。こうなって、一度責任を果たせなくて倒れる地域長になってしまうならば、彼は再起の余地がないのです。
しかし、その環境を看破して、天が望む十だけの基準の前に私が十二、十五くらい動いたならば、天が探し訪ねてくる十ほどは私のものとして成され、私としては天の責任を果たす立場に立ち、五くらいはその地方に蒔いていくのです。蒔いてからは、これはいつでも私によってそうなったのだから私が管轄できる一つの基盤として残り、この蒔かれたものはこの時代の運勢とともに生命の役割を身代わりできる基盤になり、ここから天が動くことのできる基盤になるのです。
この基盤だけ残っていれば、必ず霊界は協助してサタン世界を打ち破ることのできる基盤として、活動舞台を取ることのできる条件が残るので、天に対して行く人の前にあっては、いつでも天が同情できる立場に立つというのです。天が同情できる立場に立つようになれば、天を指向するすべての良心的な人たちは自動的に同情を受けるようになるということは、天地の原則なのです。(一五三―二八一)
皆さんが知らなければならないことは、皆さんの心霊状態が最高に達したとき、決心をして天のために動いてあげれば、霊界から善なる霊たちが下ってきて皆さんに協助するというのです。ところで、皆さんの心霊状態が落ちれば、そのように協助していた霊たちが一人、二人と去るのです。去るようになるとき、その霊たちがどれほど悲しむだろうか、去っていつまた地上に来て協助するだろうかというのです。一度去って再び皆さんの所へ来るのは難しいことなのです。ですから、一度は霊人たちを次第に増していくことのできる自分の行動が必要だということを知らなければなりません。それでこそ、皆さんのすることが早くはかどって、発展していくのです。天運がついてくるのです。天運が……。何のことか分かりますか? (はい)。(一六一―二七三)
霊界が総動員して再臨して、協助するのです。皆さんはこれを知らなければなりません。皆さんは、一つの条件でも霊界よりも一生懸命にしなければならないのです。アダムは天使よりも熱心にしなければならないのです。同じです。霊界が協助するということは、私の世話になろうとするのです。私に霊界の世話をさせようとするのです。霊界では皆さんの世話になろうとしているのです。ところで世話をしてあげる者が、主人になる者が、世話になろうとする霊人たちより駄目でいいのですか? それで主人になれますか? 分かりますか、何のことか。
それでその地方の霊たちが協助するようにするには、その地方に今まで住んでいて霊界に行っているどんな人よりも、神様に忠誠を尽くすことにおいては絶対負けないという信念をもたなければなりません。(一〇二―九八)
皆さん、霊界の協助がなければ駄目なのです。霊界が協助しようとすれば真実でなければなりません。すべて真実でなければならないのです。神の息子として、堕落したすべての血統的な内容を超越した純粋な立場で、神様の心に似て、神様がいつも考えざるを得ない息子の位置を探さなければならないのです。それを知ることができますか? 原理を知れば、それを知ることができるようになっているのです。(七五―一八〇)
水で話せば、そっちは高い水で、私が低い水ならば、私は落ちて下っていくことはできないというのです。高い水がいつでも私に接近してこようとするのです。ですから真空状態になれば、高気圧圏は自動的に来るのです。それが原則です。
それでレバレンド・ムーンが行くのに、そのような低気圧圏を連結させてあげるのです。善なる霊たちがすべて殺到してきて善なる運動が起こるのです。すなわち、新しい運動が起こるのです。それで先生が行く所はいつも問題なのです。じっとしていても闘いが起こるのです。外では良いとか悪いとか、甲論乙駁して大変なことになるのです。今もどれほど大変ですか? 今ごろになって、レバレンド・ムーンが良い人だと証をして入ってくるのです。そうでしょう? (一三一―三三)
一九八〇年代だけ越える日には……。驚くべき計画があるのだけれども、今はそれは話しません。さあ、そのように知っておいて、強固に耐えてこの統一教会に入ってきた驚くべき自負心をもち、どんな障壁を打っても岩壁を打っても穴を開けていくという信念をもって、皆さんが進んでいき活動してくれることを望みます。そして霊界でたくさん協助するのです。皆さんは自分がしていることは間違いなく成功するという自信をもって、霊界の保障を受けて出発しなければなりません。そして活動を、し続けなければなりません。何のことか分かりましたか? (はい)。そうしようとするなら、誰よりも潔い心、善なる心をもち、祈祷して、天の拍子に合わせながら進んでいかなければなりません。そうしながら、蕩減の路程を感謝してやりのけながら行くという生活的訓練をしなければなりません。皆さんが今、探してでもそのような行いをしないでは発展できないのではないか、こう考えるのです。(八八―二六一)
ではなぜ、霊界が皆さんに協助してくれないのかというのです。この原則に一致できないので、協助してあげるわけにはいかないのです。協助してあげれば、結局サタンを助けることになるのです。(九七―一七六)
霊界というものは、そのように適当に動くものではないのです。原則に立脚せずしては動かないということを知らなければなりません。(一〇二―四七)
民衆全体を統一教会の前に立たせることのできる村があるならば、その村を中心にして面なら面、郡なら郡、道なら道に対する責任を十分に果たすために、自分の村を超越しなければなりません。これを探すために神様が苦労したことがあれば、それ以上の苦労をしないでは、面と郡と道を探すことはできないということを皆さんは知らなければなりません。
現在、統一教会を中心にして見るとき、神様が統一教会の背後で協助している度数がどれほど強いでしょうか? この時の神様が、統一教会をどれほど協助なさるでしょうか? その協助の度数を中心にして、それ以上の苦労を私たちがしようという心をもたなければなりません。(三〇―一九)
神様はどんな人を協助するのですか? 自らを助ける者を助けるのだそうです。自らうまくできるようでなければなりません。それが絶対条件です。自ら停止し、自ら後退しては絶対駄目です。これは公式です。違うと言うことができる人がいれば言ってみなさい、それでいいのですか? 千年万年やってみろというのです。そうできるならば、私が全部してしまったのです。(一七二―一六四)
皆さん、自分が何を引き受けたいのですか? 何をし、どれほどなのか、一度してみたいことを考えてみましたか? それは絶対自分がする、自分がする、自分がしなければならないという考えをもたなければなりません。誰かの協助を受けてやろうという考えをもってはいけません。私が影響を及ぼすのだという考えをしなければならないのであって、人から影響を受けようと考えては駄目です。それでこそ天が協助するのです。天もそうなのです。天が協助するのは、影響を及ぼすことのできる人に協助するのであって、影響を受ける人には協助しないのです。(一三二―一〇)
皆さんは原理で習ったのです。完全なプラスになれば、完全なマイナスが生じてくるというのです。先生は監獄にいる時、言葉は語りませんでしたが、たくさん伝道しました。共産党統治下の銃剣の前に発見されれば大変なことになる局面でも、霊界が協助するのです。先生に協助していた神様は、今皆さんに協助できるように態勢を備えたにもかかわらず、皆さん自身がそのような信念の中心体になれないので、天が協助できないということを知らなければなりません。(六九―二八八)
すべて自分が決定しなければなりません。ですから自分なりの秘法をもっていなければなりません。どんなに反対されても、その原則だけに従っていくようになれば、駄目なようでもうまくいきます。そうして、反対する何かがあったとしても、押して進んでその成果が神様のみ旨と一致することを一緒に経験させ、実際に見せてあげ、体恤させなければなりません。そうしようとすれば、内的な問題を中心にして皆さんが判決できなければならないし、天の協助がなければなりません。天の協助を受けようとすれば、精誠を尽くさなければなりません。(四六―二九七)
神様が協助したとしても、世界的なサタンよりも勝り得る位置にあって協助すれば、神様の威信が立つのです。権威が立つのです。体面が立つからです。サタンより低い位置にあっては協助できないのです。(四九―二四三)
人の本性は一つの方向に動きます。人が本性のままに動けば、神様が協助するのであり、善なる動きをするそこに天倫が同伴するので、すべてのものが自動的に成されていくのです。(一四―一五)
今からは、皆さんの行動一つにも、言葉一言にも神様の心情を反映させなければなりません。また、天使世界の恨を解いてあげ、祖先たちの歴史的恨を晴らしてあげなければなりません。そうして悪が充満しているこの世界を、私たちが救わなければなりません。これが聖徒たちの望みであるからには、その望みに責任をもって進んでいかなければなりません。
このような立場にある皆さんが、神様や、霊界や、数多くの聖徒たちと無関係になっては駄目なのです。彼らの願いが地上に成されることを望むのですが、彼らが皆さんと何らの関係もなくなれば、皆さんはただの一個人にすぎなくなるのです。もしそのような人に霊界が動員されて協助してあげるならば、被害が甚大なのです。そういう人は神様も責任をもてません。または、そのような人には協助してあげられません。
ですから、霊界の協助を望み、神様の協助を望み、神様のみ旨に対する立場で神様の保護を受けることを望むならば、神様と善霊人たちの心情と常に一致して進んでいかなければならないということを忘れてはいけません。(一四―八)
5 霊界動員
皆さんが霊界に負けない主体的統一圏を地上にまず備えることによって、相対的統一圏の霊界が一つになって、神様の所期の目的を達成する勝利圏へと越えていくのです。地上が主体なのです。地上が主体なのでここで完全に統一圏を成してこそ霊界がいつも協助するのであって、地上がその主体圏を成さなくては駄目なのです。それはなぜですか? アダム・エバが主体だったのです。天使世界は相対だったのです。(一三一―一六七)
神様を信じなければならないのです。神様だけをよりどころとすればいいのです。私たちの団体も主体と対象の関係になければなりません。主体と対象の関係をもてない団体は存続できないことが原理の基準ですから、私たちが主体になって、霊界の天使たちを動員しなければなりません。その業を今しているのです。地で解けば天でも解けるというのですから、地が問題なのです。(六五―一五二)
霊界はカイン的で、地上はアベル的です。今まではカイン的な立場にある霊界が人間たちを支配してきました。霊通人たちがすべて人間たちを支配してきました。地上にいる人間たちを命令して使って、自分が恵沢を受ける業をしてきました。ですが、真の父母を中心にしてこのような子女の立場に立つようになれば、そのような時は過ぎ去るのです。
神様の法度に従って前後の関係が……。まず天側に近く立つ人を中心にして、順理的に前後の法度を立てる時代へ入っていくのです。地上に生きている人間たちは、二番目であるアベルの立場にあったけれども、ヤコブのように長子権を奪い、祝福を受けて勝利するこのような転換期になることで、今や霊界が地上を支配するのではなくして、地上の人たちが霊界を支配することのできる時に入っていきます。
もし、これを逆利用するようになるときは、霊界の干渉を受けるようになるのです。このようになるのです。このような観点で見るとき、地上にいる数多くの霊通人たちが霊的に体験したすべてのことを自分の生活方式で利用する、人々の運命を判断してやったり未来を見てあげたりして、お金をもらって自分の生活を営んでいく、このような時は過ぎ去るのです。そのようにしていては、かえって自分たちが災いを被る時に入ります。
結局は、地上の人々のために生きなければならない時になるのです。神様の息子、娘のために生きなければならない時になるのです。霊界それ自体を見れば、これはアダム・エバを創造する前の天使世界に該当するのです。この天使長が、結局私たち人類を支配してきたのです。これが堕落した世界だというのです。これをひっくり返してしまわなければなりません。
天使はアダムよりも先に造られました。先に出てきてアダム圏を支配することによって……。今までアダムは価値がない立場にいたので、言い換えれば、アダムという存在が出てきたという基準はなくて天使圏だけがあるという立場だったため、今日の地上にあるすべての万民は天使圏の世界にとどまっていたのです。霊界の支配下にいたのです。何のことか分かりますか? (八三―一五)
一番至急なことは何ですか? 数の問題です。数が問題だというのです。それでは、数を確保するためにはどうしなければならないのでしょうか? 皆さんの実力が問題です。第一に実力がなくては駄目です。実力がなければならず、その次には実績が問題になります。これを解決する方法は、実力と実績を養うことが問題になるのです。皆さんが今まで伝道をしましたが、今までしてきた方式をもってしては駄目だというのです。皆さんが今までしてみたけれども、さほど発展を見ることができなかったということは、その方式をもってしては駄目だということを示しているのです。
では、どんな方式でしなければならないのでしょうか? 霊界を動員しなければならないのです。霊界をどのように動かして、この所期の目的を達成するのかということが問題になるのです。なぜそうかというと、堕落がアダム、エバ、天使によってなされたので、今日の復帰時代の皆さんにあっても、皆さん自身がアダムの立場にあれば天使世界の霊界が協助しなければなりません。霊界が協助できるように一つにならなければなりません。そうでないならば発展できないようになっています。その二つが一つになれなくては、天国に入っていくことはできないのです。堕落する時に、アダムと天使長と一つになって落ちたために、復帰原則において天国に入るためには、アダム・エバの立場にいる皆さんに天使世界が協助して一つになってこそ入れるのです。天使によって堕ちたけれども天使の協助によって復帰するのに、後援を受けることができる、指導体制の指導を受ける立場に立たなければ入っていけないということが原理観なのです。分かりましたか? (はい)。(七二―三五)
韓国が勝つことができる秘訣は、霊界を動員することしかないのです。分かりましたか? そうですか? (はい)。すべての条件は韓国が負けるようになっているのですが、勝てる道は何なのか? 千名動員されたなら、霊界では一万名動員すれば負けますか? (負けません)。日本人は日本の霊人しか動員できないのですが、韓国が世界の霊人たちを動員できれば勝ちます。道はただ一つ、それしかありません。分かりましたか?
では霊界を動員するためにはどうしなければならないのでしょうか? 先生が、「霊界を動員すれば勝てる」と言ったから、じっと座っていて「霊界よ、動員しろ!」。(笑い) そのようにして霊界を動員できますか? そのような時、霊界で「よしよし、待っていた。そのようにする」、そうなったらどれほど良いでしょうか。
霊界を動員するためには、最高に深刻な立場に立つようにならなければ動員されません。それを知らなければなりません。世界的な霊界を動員するためには、世界的な忠臣の気概をもって、神様のために血の汗を流す立場に立たなければなりません。そういう場にのみ霊界が動員されるのです。これは先生が経験した事実なのです。皆さんは経験できなかったかもしれませんが、そうなっているのです。分かりましたか?
み旨のために命をすべて投入し、死ぬ覚悟をして、忠臣の道理と聖人の道を探して、国を愛し、世界を愛さなければなりません。自分の一身を忘却するような場で、私一人滅びるのはかまわないが、私によって世界が滅びてはいけないといって、身もだえする位置に立ってこそ霊界は協助します。分かりましたか? これが、他の国よりもどれほど先んじているのかという問題が、勝敗を決定する要因になるのです。そうですか? そうではないみたいですか? (そうです)。間違いなくそうです。
では霊界をじっと見るとき、霊界が好きな人は誰ですか? 世界的に見るとき、もちろん日本人も好きでしょう? 韓国人も、アメリカ人も好きでしょう? イギリス人、ドイツ人もみな好きですが、霊界が一番好きな人がいます。その人が統一教会の文先生かもしれません。霊界は先生が好きでしょうか? (はい)。先生が「成そう」と言ったことは、霊界で後援するようになっていますか、なっていませんか? (なっています)。ですから先生から好かれるような者になれば、霊界は引かれて入ってきて協助するようになっています。
では、問題は何でしょうか? 先生が命令したとおりに、どの国が先頭になって走るのかという問題が、結局は霊界を動員できる帰結点になるのです。分かりましたか? (はい)。機動隊が闘っている間にも、自分のすべきことはすべて済ませてから闘う者がいるだろうし、そのようなことはみな別に置いておいて積極的に闘う者もいるのです。では、積極的に闘う者にならなければなりませんか、普通に闘う者にならなければなりませんか? (積極的にです)。積極的に闘う者にならなければなりません。「朝は御飯を食べる時だから闘っては駄目」と言う人は、積極的な人ではありません。また、「お昼御飯だから闘っては駄目だ」と言う人も積極的ではありません。積極的な人は、食事の時間でも、寝る時間でも、全く休む時間がありません。一片丹心にすべてを闘いに投入できる人でなければ霊界を動員できません。霊界が降りてきて一緒に組むことのできる主体が地上にないので、霊界が長久に協助してあげられないという結論になります。夜であろうと昼であろうと、それこそ寝ても覚めても忘れず、一人でいる時も口ずさむことができるほど、み旨に徹しなければなりません。そうしてみ旨のために心配して国を求めるにあたって、模範的な運動をするという心をもって動くようになるとき、霊界は間違いなく動員されて協助してくれるのです。分かりましたか? (はい)。(五八―九八)
先生は今から数十年前に、この三千里半島のために涙を流して闘ったということを、皆さんは知らなければなりません。若くても、若い花のような青春時代に……。その時は日帝時代でした。私たちの怨讐たちがこの国を踏みつけている時、神様に向かって涙をまき散らしながら訴えた伝統、天が立てた伝統があるということを皆さんは忘れてはなりません。では、今やそのようなみ旨を知り、皆さんが過去に先生と同じ青春時代の年齢に際しているならば、天の大々的な協助を受けようとするならば、過去において先生が三千里半島のために祈った以上に、皆さんがその伝統的な精神を手本にして、地域を中心にしてそのような切実な祈りをしなければなりません。そうするようになれば、三千里半島は問題なくひっくり返るというのです。もし皆さんの力が不足するようになれば、天が食べさせて、生かしてくれるのです。(一五三―二七九)
6 祖先協助
いつも「私は神の息子だ」と、こう考えなさい。私がそのような主体なので、私が対するすべての相対は、主体である神の息子の価値と対等な価値をもつのです。ですから、私が対する草の一株も福を受けるのです。そして私が訪問するその村に対しても「やあ、きょうこの村にあなたが望む希望の人が来るのだが……」という考えをしなければなりません。「私が対する人、私が真剣に自由に話をしてあげる人は福を受けるのだが……」そういう心がいつも続かなければならないのです。もし皆さんがそういう人になれば、その町内が迫害をするようになるなら、霊界に行っている人たちは、動機的存在として一致するために皆さんに協助するのです。霊界に行っている人たちは、皆さんの祖先で、皆さんの根であるから、彼らが皆さんに協助しようとするのです。その部落ならば部落で反対したとしても、霊界で協助しようとしています。ですが、霊界から協助するということは、望んでいるその目的のために協助しようとするのです。(六六―二五九)
皆さんの先祖の中で善なる先祖が、一時はキリスト教を中心にして神様の歴史を奉ってきたけれど、今や皆さんが横的に統一教会のみ旨を奉って統一教会を信じる人は、先祖たちがすべて復活します。なぜそうなのでしょうか? すべての先祖もアダムの子孫です。神様の歴史は、ユダヤ教を中心にしてキリスト教に連結されたのですが、今や地において横的に展開されたので、統一教会を信じる人々にはキリスト教を数千年信じた人と同様に、善なる先祖たちを連結してこの地上に働き得る基盤を築いておいたのです。(九〇―三二〇)
霊界でも協助してくれるようになっています。今は時が、彼らの祖先たちが動員されなければ駄目なようになっているのです。先生が精誠を尽くしたことに対しては、霊界が先生の立場を後援しなければならないので、彼らの祖先たちが助けるのです。ですからその人たちが教育を受けて帰っても、またこの修練所に来たくなるのです。今まで様々な人がここに来て去りました。きょうも、来て、行った人がいます。(一三四―四二)
すべての文化圏の主流の宗教人たちが地上に来て、自分の信者たちを後援するために世界の発展に協助するのと同様に、今日韓国にいる皆さんの氏族たちは宗主と同じ系列に立ち、善なる皆さんの祖先や四大宗教の聖人たちが、この地上に来て働いたのと同じ恵沢を受け継ぐのです。すなわち、再臨して天使長の位置でアダムを後援できる時代を迎えたのです。
今や皆さんの先祖たちが協助するようになっています。昔は悪い祖先たちが後孫を利用したのです。しかし今や、善なる先祖たちが下ってきて活躍できる時に来ました。ですから皆さんはそれこそ十字架を背負わなければなりません。氏族圏の十字架を背負い、民族の代身となって蕩減して、国家と世界のために十字架を背負ってやり、国家と世界のために蕩減するという人がいなければなりません。世界的理念時代に処すことが国家と民族の希望ですから、霊人たちは今まで高い位置に立てなくて、はるかどん底に組み敷かれているのです。しかし世界的恵沢圏の中で皆さんが十字架を背負い闘うならば、皆さんによって、さっとみな復活できるのです。ですから、平面的な立場で先祖代々に救援できる足場が築かれるのです。そうなってこそ、皆さんの一族の解放が始まるのです。何のことか分かりますか? (はい)。私の話すことが分かりますか? 何のことか理解できますか? (はい)。
十字架を背負わなければなりません。個人的蕩減、家族的蕩減、氏族的蕩減、民族的蕩減、世界的蕩減、天地の蕩減に責任をもたなければなりません。この国、この地を代表して、解放の勇士として前進しなければなりません。十字架を負って矢を受けて、困難を克服しなければなりません。公義のために困難な位置に立って鞭を受ければ、それだけ代価を得るのです。「私がその代価を受けられなくても、私の祖先たちが過去にした過ちを許してください。私たち先祖たちが隊列でもたもたして、こう行っても逆に行き、ありとあらゆる所業をしたことを許してください。もたもたしたとしても、天のみ旨に立つことのできる系統的な列祖たちの再臨復活の道を築いてください」。このような祈りを皆さんがしなければなりません。それが皆さんの責任です。そのために犠牲の十字架を背負えというのです。
まず皆さんの先祖を解放しなければなりません。それを知らなければなりません。その次には皆さんの一族を解放しなければなりません。そのために今回、既に故郷にみな配置しましたか? 故郷に配置するのは六千年の聖書の歴史始まって以来初めてです。カインを救わなければならない復帰歴史にあって、「故郷を救え」と言うことのできる論理はありません。カインを愛して帰ってきて、救うようになっているのです。そうではありませんか? 先生が世界的カインを蕩減して帰ってきたので、皆さんが福を受けるのです。(一七二―二五四)
皆さんが神様のみ旨を受け継いで代身者になったので、霊界にいる先祖に「私が指示するところに方向を合わせて!」そう言う時、そのすべての霊人たちが望む、その方向とは何でしょうか? 「愛の理想世界の終着地に向かって前進するように」と言う時、霊界が「ノー」と言いますか? アーメンでしょう? アーメン。(一七三―一一二)
7 先祖解怨
歴史時代には、交差時代があります。皆さんの一生にも交差時代はあるのです。結婚のような問題もそうです。良い意味の交差時代、悪い意味の交差時代があります。一方の先祖はこのように悪く、また一方の先祖はこういうふうに悪いならば、ここには必ず、直ちに死んでしまうようなことが起こったり、想像もできない、考えられないような不祥事が起こるのです。個人もそうであり、国家もそうなのです。
ですから、どの国であろうと平坦に行く国はないのです。これがこのように起こって、このように動くのです。上ったり下ったりしながら動くのです。サインカーブを描けば必ず交差することになるのです。このような発展をしてきました。それは昔、旧約時代にもそうであったし、新約時代もそうであったし、今でもそのようになっています。ですから、自分の先祖たちの反応が地上に反映されて、これが結ばれて解かれるということが起こるのです。これによって私たちの幸・不幸が左右されるのです。私たち統一教会が今現在、歴史的な交差時代に入ったのです。
私が皆さんの前に紹介したい人は、論山ハルモニです。そのおばあさんが相当苦労したということを知らなければなりません。
なぜその方を私が立てたのでしょうか? 今の時がどういう時かというと、霊界と肉界が合流して交差する時です。そのような時に入ってきています。霊界は地上に下りて解怨成就して、地上では天上世界に上って位置を占めなければならない時なのです。このような交差時代に入ったというのです。
先祖解怨という言葉は、キリスト教や一般宗教人たちには分かり得ないことです。これを見ると、巫女が厄払いをするのと同じだというのです。それは気分が悪いのです。迷信のような、そういう内容がなくはないのです。しかし本来、宗教は迷信を排しては成立できないのです。イエス様? それも迷信です、迷信。大きい意味での迷信なのです。大きな意味、説明を付け加えることができ、目的観がはっきりしたそのような立場に立った迷信なのです。イエス様が迷信的なことをたくさんしたのです。水の上を歩いたりしたのです。何がどうしてどうなったと、そのようなことはすべて信じられるかというのです。それは理解できないのです。(七五―二四九)
では、今の時はどんな時なのか? 皆さんが全世界を見れば、多くの人たちにノイローゼの現象が起こっているのです。これはなぜそうなのかというのです。これは霊的世界と肉的世界が交差されるためにそうなのです。これが交差されるようになる時は、善なる人にまず最初に来るのではありません。ニュースを早く知るのは誰ですか? 善なる人がまず知るのではなく、反対する怨讐たちが先に知るのです。善なる方のニュースを誰が早くキャッチしようとするのかというと、怨讐たちが早くキャッチしようとするのです。それと同様に、霊的世界が地上に臨むにあたって、善なる霊たちがまず地上に臨むのでなく、悪なる霊たちが先に地上に臨むのです。全体が下ってくるのでそうなるのです。
そのような立場で見るときに、交差させることのできる責任者たちが必ずいなければなりません。そのような立場で、論山ハルモニが先祖たちのために解怨しています。祖先解怨は悪い先祖たちを解怨するのではなく、善なる先祖を解怨するのです。加えて韓国には世界史的な使命があるので、そのような運動を韓国で始めてこそ、この運動が世界的に展開されていくのです。誰が? それは誰でもしなければなりません。(七五―二五一)
先祖の願いを解くことだといって、それはどのようにするのかというのです。全部見てみれば、ちょうど巫女の厄払いみたいです。私もそういうことをよく知っています。そういう面をよく知っているのです。霊界がそういう過程を経なければ駄目です。この交差を何回しなければ……。そのようなわけで、一番最初に出てくる先祖は……。一時間はサタンが入って、また一時間は善なる霊が入ってくるのです。一時間は悪い霊が、一時間は善なる霊がするのです。これを分けてあげなければなりません。悪い霊は悪い霊で防いであげなければなりません。(七五―二五五)
一九七五年からは、それこそ霊界と肉界が一つにならなければならないのです。ですから霊界、肉界をすべて許してあげなければならないでしょう? 霊界を許して解怨成就することと同時に、既成教会の誤った牧師たちもすべて許してあげなければなりません。それで今回の機会に、牧師たちのために私たちが今そのような行いもするのではありませんか? 霊界も許してあげ、肉界も許してあげなければなりません。それによって許しを受けた人々は、自分たちが私たちに借りをつくったので有り難く思い、私たちを後援するようになるのです。そういう道が広くなるということを知らなければなりません。分かりましたか? (はい)。(七五―二六〇)