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五 伝道の形態と目標

1 霊界を通じた伝道

 統一教会の草創期には、神様が直接役事し、食口たちを伝道しました。教会の重鎮たちを伝道することにより、回りの教会員たちまでも伝道しました。既成教会が援助物資を受けながら戦う時、私たちは、ぼろ服を着て戦いました。(一五―二七三)

 皆さんが、カイン圏ホーム・チャーチさえ始めれば、アベル圏ホーム・チャーチは自動的に解決されるのです。そうではないですか? 自動的に自分の一族が連結されてくるのです。そういう時が来たというのです。それはなぜですか? 先祖たちが離れないからです。先祖たちを中心としてこの地上に自分の所有があれば、その管理をしなければならないのです。昔は、悪い霊たちが怒って主管しましたが、サタンが主管したものを全部主管できなければならないのです。

 ですから、今後は統一教会に行けと命令したのに、聞かなければ病にかからせるのです。首を絞めて、「やあ、こいつ、何で行かないのか? こいつ、行くのか、行かないのか?」こうして、行かないなら足でけとばして、強制的に行かせるのです。それでも聞かなければ霊界に連れていくのです。早くそうなったらいいでしょう? (笑い) 心情に橋を架けなければなりません。心情の橋を架けなければならないのです。父母様がもった、神様がもった心情の橋と同じ横的な同胞愛、横的な世界愛に火がついた若者がいれば、その若者を中心にその氏族七十代まで降りて来て協助するというのです。七十代を中心にその一族に関係された娘、息子たちが、何十人になりますか。彼らが、皆さんに擁護して被害を受けないように保護するのです。愛の主人として侍るのです。

 この版図を拡大しようとするので、競争が起こるのです。ですから夜も伝道するのです。夢うつつでも、先祖が出ていって伝道をし、また昼は、私たちが一生懸命伝道するので、統一教会の信徒にならざるを得ない時代に入ってきたというのです。分かりますか? (はい)。ですから大韓民国が統一教会の愛の網にみな引っかかったというのです。先生が組織してつくった網なのです。投げ網作戦です。これが組織です。(一六三―三〇四)

2 『原理講論』を通じた伝道

 また、伝道するにあたっても、講義を聞いて統一教会に来た人よりも、本を見て統一教会に来た人は、講義を聞いて来た人よりも使い道のある人だというのです。ですから、先生は、できれば統一教会の原理を難しく書けと言ったのです。普通の人たちが来たところで……。今、統一教会が望むところは、指導者です。ついていく千人が必要なのではなく、導く一人が必要なのです。分かりますか? (はい)。

 では、皆さんが三百六十人に本を分けてあげるようになれば、その中で、どれほど伝道されるのでしょうか。今、日本では、原理のみ言を聞いて、食口になる人が二〇パーセントです。百人がみ言を聞けば、二十人が食口になるのです。それは、知識水準が高いからなのです。それで、その人たちは、知識水準が高ければ高いほど比率が高くなるのです。分かりますか? 世界的な教授たちが、原理のみ言を聞けば、支持する人たちは半数以上になるのです。こう見ます。知識水準が高ければ高いほど比率が高くなります。こうなっています。分かりますか? ですから、韓国がその比率が低いというのは、知識水準が低いせいもあります。いくら水準が低いといっても、二パーセントないし、三パーセント……。(五六―二二一)

 共産党が今まで世界を制覇したのは、本をもってしたのです。分かりますか。皆さんは、今までこれを考えることができなかったというのです。今まで伝道したけれど、本をもって伝道する方法は知らなかったというのです。本で伝道すれば、多くの数が広がるので、三千万復帰は本でしなければならないということを、皆さんは知らなければなりません。一パーセントだけしてもいくらですか。統計的に見れば、日本の場合、今四パーセントが食口になっています。それを見るとき、一年に十人を伝道できないというのは、成立しないというのです。これは、科学的数字によっても確認したことなのです。分かりますか? 教会長たち、分かりますか? (はい)。今回帰れば、この運動をするのです。

 さあ、それでは原理の本の原価がいくらですか。五百ウォン。五百ウォンで統一教会の信徒たちに全部分けてあげなさい。日本はそうしました。原理の本の値段をいくらにするか。四百ウォンにしましょう。四百ウォン、分かりますか。一人が三十冊ずつなら、一万二千ウォン。一万二千ウォンをどうしてでも準備しないといけません。誰でも必ず買わないといけないのです。分かりますか。統一教会の信徒として、原理の本を三十冊持っていない人は、統一教会員ではありません。これは、それこそ全世界統一です。全世界の統一教会が統一的な行動をしているのに、主体国である韓国ができずして話になりますか? それは偽者だというのです。韓国の伝統が立ちません。そうではありませんか? みんな買うのです。

 ここの責任者たち、特に責任者たちは、なおさら早朝からそれをしないといけないのです。なぜ、ただ座って歳月を送るのですか。それではいけないのです。一日に一人会って、本を一冊あげ、一人から本を回収するのです。それができませんか。それは、できませんか、できますか? (できます)。話も持ち出せないのです。もしできない人は、今後祝福とか何かの福とか、何もないのです。(五五―二九一、一九七二・五・九)

 そうすれば、私たち統一教会の一般の食口たちはただでいられますか? ただではいられないのです。今から、一般の食口たちは、一人が原理の本を三十冊買わなければなりません。日本では、原理の本を一冊五百円ずつ原価で与えるというではありませんか。ですから、二十万冊以上は出さないといけないのです。

 皆さんが今まで伝道する時、毎日のように歩き回ったけれど、伝道されたのかというのです。伝道ができていないというのです。そういうふうにはせず、地方の有志たちに本を貸してあげるのです。一カ月に一冊ずつ貸してあげるのです。分かりますか? 一カ月なら、本一冊みな見ても余るのです。皆さんが一生懸命にすれば、その本を二週間にみんな読ませることができます。何のことか分かりますか? 伝道するより簡単なのは本です。原理の本がいくらですか? 千いくらですか? 八百ウォンする本をただで貸してあげるのです。

 これは皆さんが宣伝することにかかっているのです。皆さんの三弟子がいれば、必ず読ませるべき本だと宣伝しながら、早朝から歩き回り、貸してあげるのです。一日に一冊ずつ貸してあげ、一冊ずつ回収するのです。そうなるでしょう? 原理の本三十冊を持って、人に貸してあげ、一カ月に一度ずつ回収するようになれば、一年なら三百六十冊です。三百六十人が本を読むということになるのです。これを二週間に一冊ずつ貸してあげるようになれば七百二十冊、七百二十人という人が原理の本を読むようになるというのです。

 日本を見ると、原理のみ言を聞いて、食口になる人は四パーセントです。原理のみ言を聞いて四パーセントが食口になるなら、本を読んでからももっと多くの人が食口になるというのです。本を読んで理解できる人が統一教会に来るなら、彼は直ちに、統一教会の精髄分子として活動できるのです。ですが、原理を聞いて来た人は、そうできません。何のことか分かりますか?

 今、韓米文化自由財団で、全国民に募金の手紙を送っています。ところで、百通送れば、大概四通あるいは二通以上は返事が来ます。二パーセント以上ということです。それでは本を読んで感銘を受けた人たちは、何パーセントと見るのか。それ以上と見るのです。こうして手紙を書いても二パーセントですが、私たちが直接訪ねていって精誠を尽くして分けてあげるようになると、それ以上の効果が現れると見るのです。分かりますか。ここに一パーセントだけとらえてもどれほどになりますか。また本を貸してあげるのに、ただ貸してあげるのではないのです。本を貸してあげてからは、中間くらいになって本を読む人に感想を聞き、いいという人には、本を売るのです。そうなれば、本もたくさん売れると見るのです。そうして原理に関心がある人がいれば、親戚のお母さん、お父さん、遠い親戚にも、「私が行って話をしてあげるので、全部集まるようにしてください」と言って、本を一冊ずつ分けてあげるのです。そうして、講義を続けながら、本をどこどこまで読みなさいといって、一週間ででも二週間ででも全部読ませ、そこについての解説をしてあげながら、勉強させるのです。

 こういう所を何カ所かつくれば、その次には、自分のお母さん、お父さん、その親戚を集めて講義するのです。このように講義する所が十カ所できさえすれば、十人集まって集会ができるようになれば、父母なら父母、主人の両親なら両親に「きょう私が講義しますが、一度行ってみましょう」と言うのです。主人のお父さんが、「今まで、嫁ぎ先での生活をしないと町内でうわさが立ってきたが、一体全体何を言っているのか?」と言っても、「いい話なので一度行ってみましょう」と言うのです。お父さんが反対すれば、そのお父さんを伝道すると考えて原理のみ言を語るのです。原理の話をするのです。そうすれば、「ああ、うちの嫁は本当に立派だ」と、こうなるのです。一週間だけ聞けば、「後援するな」と言っても後援するようになるのです。(五五―二八九)

3 ビデオを通した伝道

 統一教会の信徒たちは、今から原理の本三十冊、カセットテープ三十本、ビデオテープ三十本を持っていかなければなりません。ここにまた、ビデオテープレコーダー、それは、誰でも一つずつ持たなければなりません。これを今後、全員が持たなければなりません。分かりますか、何のことか。教区長、州責任者からそれを持つのです。分かりますか、何のことか? (はい)。(九七―二三一)

 今まで私たちは、人がいないと言いましたが、事実人がいません。しかし、テープをいくつか準備しさえすれば、人がいなくても、十軒でも伝道でき、二十軒でも伝道できるのです。そして彼らが、「気分が悪い」と言うのでなく、「有り難い」と言うので、寄付金ももらえるのです。自分がお金をもうけなくても、活動できる費用をもらって使える道ができるのです。こうして、近ごろ来た人たち、きのう来たような人でも、テープに録音して分けてあげれば、それをもって伝道できます。これが急速度に、わずかな日の内に、全国的に多くの私たちの要員をつくることのできる最後の道だと考えているのです。(六五―三四一)

4 月一人伝道

 私たち統一教会の信徒は、一カ月に一人ずつ伝道する運動をしなければなりません。二人もするなというのです。一カ月に各々、一人ずつだけ伝道すればいいのです。この運動は全世界的に展開するつもりです。日本はもちろんであり、アメリカ、ドイツなど、今まで世界巡回をしながら、世界の統一教会員たちにこの運動をせよと指示しました。もし、精誠を尽くしても駄目なら、他の方法を考えなければなりません。(二三―三一〇)

 皆さんに先生が、「さあ、一カ月に一人ずつ伝道しなさい」と目的を提示したのです。それが目的なのです。動機は私になっているのです。皆さんが一つの主体になって、相手をつくるのです。ところで、それをしましたか? それをするためには夜でも昼でも、寝ても覚めても一切がそこに通じなければならず、そういう心が中心にならなければならないのです。見るのもそれなのです。聞くのもそれなのです。食事をするのもそれなのです。寝るのも全部そうしなければならないのです。そうしましたか? 全部しなかったというのです。いつでもそれが中心にならなければなりません。私が御飯を食べるのも、見るのも、聞くのも、寝るのも、服を着るのも、行ってみ言を伝えるのも、今戦うのも、全部そのためのものなのです。それが目的なのです。それが動機なのです。それを主体と対象間に一つつくらなければならないのです。

 先生がさせることが、できないようですが、成されて余りあるのです。成されて余りあるようになっているというのです。偉大な業績が出るようになっているというのです。それが駄目なら神様が滅びたのであって、どうということがありますか? 成されるようになっているのです。それを、鼻歌を歌うように、寝言を言うように成してみなさい。成しますか? 寝ながらも、「一人、二人、三人、四人、五人、六人、七人、八人、九人、十人、十一人、十二人」こうして、目覚めてみなさい。そうなっているのかというのです。そうなっていますか?(六六―二六一)

 皆さん、責任者たち、一カ月に一人伝道しなければならないという心がありますか? 食事もできず、夜寝なくても、しないといけないという人たちがいますか?(九四―一五八)

 一カ月に一人ずつ伝道しなさい。これを世界的に命令しました。ところで先生に侍っている韓国の食口たちが、外国の食口に負けてもいいのですか? いくら難しくても、三十八度線を越えることより簡単ではありませんか?(二四―一八二)

 今まで統一教会が活動したのは、サタン世界の外的な環境を崩すためのものでした。私たちが反対を受ける環境にいたので、そういう環境から民族を探し求めるための作戦にすぎないものでした。それで、統一教会自体の消耗が多かったのです。消耗戦をしたのです。しかし今は、そういう時が過ぎたので、個人なら個人が父母の心情をもって、一カ月に一人ずつだけ伝道せよというのです。そうすれば、伝道するのは、問題ではありません。もし、千人が一カ月に一人ずつだけ伝道するようになれば、一年に一万二千人になるのです。一年後には、十四万四千人になります。そのように三年だけ過ぎれば、統一教会員が百五十万人を超えるのであり、四年目には、千五百万人を超えるのです。そうなれば、何年か以内に韓国は復帰されるのです。

 ですから、今まで、そういう原則を計画してきました。この人あの人、誰でも伝道してはいけないのです。分かりますか? 一人が一人だけ伝道するのです。分かりますか? そうすれば、次の月には、ここにいる数の何倍かになるのです。そうではないですか?(二三―三一一)

 一日に三時間ずつ一カ月間精誠を尽くせば、間違いなく一人は伝道されるのです。ですから地方に行って、そういう基準を中心に、一日に十二時間以上精誠を尽くして努力すれば、間違いなく一週間に一人ずつ復帰できるのです。そういう原則を立て、今出ていって戦っているのです。分かりますか?

 それ以外の教会の一般信徒たちは、少なくとも一カ月に一人ずつ伝道せよというのが先生の命令なのです。分かりますか?(五八―一一一)

 一日に一人ずつ伝道できないという言葉が出るはずがありません。一日に一人が三時間以上伝道活動をするとすれば、一日に三時間ずつ三十日すれば、九十時間でしょう? そうでしょう? 一週間に九十時間しようとすれば、一日に十二時間はしなければならないのです。御飯を食べているのに、それができませんか? 男性でも女性でも、早朝からその業をするのです。一人一日に三時間ずつ、伝道活動を毎日して、一カ月に一人伝道できないというのは通じないのです。(五五―二八九)

5 八十四人伝道

 伝道はできないはずがないというのです。夜も昼も手紙を書き、毎日のように電話せよというのです。自分の父母たちに「これをしないと私は死にます」と言え、というのです。祝福を受けた家庭も、ここにみな引っかかるのです。八十四人が、ここに引っかかるのです。それは何のことか分かりますか? (はい)。祝福を受ければ、天国に入れる門は開かれるが、行くことはできないのです。それは何のことか分かりますか? (はい)。

 天国にはどのようにして入っていくのか。メシヤは世界を率いて入らなければならず、統一教会の信徒は、自分の親戚を率いて入らなければならないのです。それを知らなければならないのです。先生が来て、個人的に行く道、家庭的に行く道、氏族的に行く道、国家的に行く道、世界的に行く道をみな築いておいたのです。三人、十二人、七十二人、こうして、八十四人になるのです。(黒板に書かれながら語られる)これは、蘇生、長成、完成の三段階を経てくるというのです。(八九―二四七)

 なぜ、一カ月に一人ずつ伝道しなければならないのか、それはなぜですか? なぜ七年とするのですか。七年は八十四カ月です。八十四カ月、これは十二弟子と七十二門徒です。モーセの前にあって十二支派に六人ずつ族長をさせるとき、七十二になるのです。ですから、七十門徒でなくて、七十二門徒なのです。

 ですから族長を中心に、七人を立てました。分かりますか? (はい)。七人の編成がこうなっています。そうであればモーセを中心に七十二族長が蘇生で、十二支派が長成で、モーセが完成です。これが原理的です。ですから、三段階原則を中心に見るとき、私がモーセの代わりにならなければならず、私の前には十二支派がいなければならず、その次には七十二族長がいないといけないのです。そういう基準を今日、蕩減復帰しなければならないのです。

 そうして、八十四人をもつというのは何ですか? イエス様がこの地に来て、何を探せなかったのかというと、十二弟子を探せなかったのです。民族を代表した、イスラエルの国の前に十二支派長をイエス様がもたなければならないのです。その支派の族長たちとは何かというと、祭司長だったというのです。十二祭司長が一つとなり、その次には、地方のすべての地方祭司長たちが、族長七十二人が、完全にイエス様の前に一つとなったなら、イエス様は死ななかったというのです。

 これをどこから探さなければならないのかというと、教会と外部から、外的基準から探さなければなりません。これをザカリヤ家庭から探さなければならないのです。分かりますか? (はい)。ザカリヤ家庭、洗礼ヨハネを中心として探し、探して何をするのですか。自分の故郷に帰らなければならないというのです。そうして、カイン的ザカリヤ家庭と、アベル的ヨセフ家庭が一つとなり、初めて長子と次子が一つとなり、双子のような立場に立って、長子が次子の立場に立ったという基準から、弟を解放してあげなければならないのです。

 もう一度言うと、ザカリヤの家庭は、カインの一族の場から、アベル一族と同じ場にいるヨセフ家庭を殺すのでなく……。堕落は殺すことでしょう? (はい)。カインが、アベルを殺したのと反対に、一族基準において、カイン一族である洗礼ヨハネの家庭が、アベルの一族であるヨセフの家庭を救わなければなりません。完全に救わなければなりません。

 ヨセフの家庭が、あとから現れましたが、兄さんのように侍り、その前に完全に一つになることによって、歴史時代に兄さんが間違ったことを氏族的に蕩減するのです。氏族的に蕩減した三つの氏族だけ編成される日には、民族が自動的に編成されるのです。分かりますか? (はい)。民族編成が始まるのです。イエス様が、それをしようとして、できなかったというのです。八十四人が一つになれないことにより、故郷に帰って自分の一族と連結し、天道を引き継げる四千年ユダヤ教歴史と、ユダヤの国の歴史を引き継げる基盤を失ったというのです。それゆえに、イエス様の蕩減基準を成就しなくては、皆さんが祝福の場に、アダムの場に行けないというのです。分かりますか? (はい)。

 ですから、すべての復帰路程を行く人たちは、運命的に八十四人を探さなければなりません。そうしないと、国に行く道を出発できないのです。分かりますか? (はい)。国なくしては世界に出ていくことはできません。先生がいくら世界の蕩減基準を立てたといっても、皆さんは、その場に出ていけないので、これを命懸けで、必死に努力をして、連結させようとしたのです。そうしないと、生きる道がないのです。皆さんの国と、皆さんの世界と、皆さんの天宙を探す道がありません。これをできずに行く日には、いくら先生を信じても、霊界に行ってからは引っかかるのです。門は開かれたのですが、行こうとしても、行けないのです。手続きが終わらず、待たなければならないというのです。

 ですから、七年間に、七千年歴史に対して七年間にイエス様の恨とアダムの恨を……。アダムの恨とは何ですか? 信仰の三子女を救えないことです。その次にイエス様の恨は何ですか? その基盤で八十四人を蕩減して、本然の父母の立場に、真の父母の立場に、世界の中心である、世界の蕩減基準を立て、勝利なさった父母の立場に行けないことです。それゆえに、世界は運命的に不可避的にこの道を行かなければならないというのです。分かりますか? (はい)。

 皆さんは祝福を受けたので、イエス様より上の立場ではないのですか? (はい)。同じなのです。皆さんを祝福したのは、先生の世界的蕩減基準を中心にして、ひもを引っ張って分けてあげるのです。皆さんに今、このことを代わりにしようといって、期間を延長してあげるのです。

 それで、七年間に八十四人を運命をかけて、伝道しなければ駄目だというのです。七年を越えてはいけないのです。七年を越せば、二十一年かかります。二十一年路程で行けなければ、その次には、先生が二回三次七年路程に来たので、二回の三次七年路程のために四十年間を出発しなければならないのです。四十年かかっても、それをできなければ駄目なのです。成されない日には、六十年かけなければならないのです。(一二七―六九)

6 百二十人伝道

 皆さんは国にすがって痛哭しなければなりません。「神様、この国を生かそうとされるのですか、殺そうとされるのですか?」と叫び、痛哭しなければなりません。そうして国家的なサタンを防いだのちに、その次には自分の氏族にすがったのち、痛哭しなければなりません。そうしなければならないのではないですか。そうでしょう? そういう人は、父母に対しては孝子であり、国に対しては忠臣だというのです。父母が完全であり得ず、国が完全でないことを知れば、それを補強するために孝子にならねばならず、忠臣にならなければならないのです。そのように孝子、忠臣にならずしては、天国には入れないというのです。

 ですから、伝道をしなければなりませんか、しないほうがいいですか? (しなければなりません)。何人までしなければなりませんか? (百二十人までです)。百二十人までしようとすれば、四十年見て、一年に三人ずつ伝道しなければなりません。一年に正確に三人ずつ伝道をするとしても、四十年かかるのです。四十年を十年に蕩減できるのなら、皆さんは、四十年かかりますか。十年かかりますか? (十年です)。四十年を十年で蕩減しようというのです。そういうふうにしようとすれば、一カ月に一人ずつ伝道しなければなりません。

 皆さん、十年なら江山も変化するというでしょう? この十年間、神様にすべての精誠を尽くさない限り、天上世界に行って、顔を上げられないのです。世間には、自分の父母のために十年以上精誠を尽くす人がたくさんいるし、国のためにも十年以上精誠を尽くす人が多くいるのです。ですから皆さんも最少限十年の単位はもたなければなりません。十年間、一カ月に一人ずつ伝道すれば百二十人です。この百二十人のために、私にある情熱と誠を尽くし、渾身の力を尽くさなければなりません。それが世界のための道であり、神様のための道です。(三四―二六九)

 皆さんは氏族的メシヤになれというのです。これを具体的に歴史的な視覚から解いて話すなら、多くの時間がかかるので、話す時間がありません。皆さんは、氏族的メシヤにならなければなりません。そうなろうとすれば、皆さんが百二十人を伝道しなければなりません。皆さんのお母さん、お父さん、お兄さん、お姉さんなど、家族たちをみんな伝道すれば、どれだけいいですか? そうなれば、家で全部なすのです。ささいな、ペテロ、ヤコブのような漁夫たちを訪ねていってうわさを立て、十字架に死ぬようなことは必要ないのです。(三四―二九八)