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真なる父母が出てくれば、真なる家庭が成立するのであり、真なる人の目的も成すことができるのです。今日、皆さんが知るべきことは、過去や、現在や、未来に永遠に讃えられうる、その名が何かというと、真なる父母、真の父母です。真の父母がこの地上に顕現したという事実、真の父母がこの地上におられるという事実は、何よりも嬉しい福音中の福音です。そうではないですか?
今日、邪悪な人間たちの前に、悪が主管することによって、方向を整えられず、死亡圏を成しているこの世界に、真なる父母の因縁が成立したことは、今日韓国の領土を中心とした統一教会の歴史、一七年間に成されたのではなく、神様の六千年の歴史的な苦労の功績の実として現れたものです。また、多くの人間たちが、行く所を知らず、方向を選べないこの時代の前に、行く所を探してやり、行くべき方向を提示してやることができる、一つの中心的なモデルとして現れたのが、真の父母の名前というものです。
真の父母の名前が出てくることによって、神様の創造理想世界、エデンの園から出発するべきだった永遠の未来の天国が、ここから出発するのです。その事実は歴史的であり、時代的であり、未来的なのです。それゆえ、過去、現在、未来の全体の歴史をひっくるめて見るようになるときに、この地上に顕現した真の父母という名前は、宇宙の中心を決定する中心ポイントであるということを、皆さんは知るべきです。分かりますか?
歴史はここから実を結び、歴史はここから収拾され、歴史はここから出発するのです。歴史がここで実を結ぶために、過去がここで復活するのであり、世界がここで一つの世界に収拾されるのであり、一つの世界が起源となり、新しい天国が成されるのです。皆さんは、これをはっきりと知るべきです。
今まで、歴史時代において、人類の希望がどこにあったかというときに、その希望は、未来にあったのです。考えてみなさい。人類は、希望を未来のものとしてだけ考えてきたのです。分かりますか? 人類は、どこに向かって行くかというとき、未来に成される一つの世界に向かって行くと言ったのです。未来について、一つの世界を模索したのです。
では、偽りの人類の中で、真なる父母を迎えうる道があるなら、人類は喜ぶのではないか。それゆえ、人類の希望が何か? それは、真なる父母を迎えることでしょう。
真なる父母は、人間たちの最高の希望であるために、真の父母が顕現すれば、歴史的伝統は未来で成されるのでなく、真の父母が顕現した現実圏内で成就するのです。分かりますか? 真の父母が現れれば、真の父母が現れた過去が、歴史の完成の出発点であって、完成を願う出発点ではないということです。言い換えれば、願いが出発する場ではなく、願いの成就が出発する場であるのです。(四四\一三二)
真の父母の家庭は、どんな家庭か? 真の父母の家庭は歴史的な実であり、時代的な中心であり、未来的な起源です。それゆえ、我々人類が暮らしているこの世の中の前に、希望の天国ができるときに、そこに伝統の本国は、真の御父母様が暮らしていかれたその生活全体になるのです。分かるでしょう? 国家の思想的な母体が何かというとき、これがその思想的な母体なのです。また、世界を創建しうる起源が何かというとき、これが世界を創建しうる起源です。分かりますか?
いつでも真の父母とともに、真の父母の子女になる因縁を中心として、三代圏を成さなければなりません。神様、父母、そして皆さん、このように三代でしょう? 横的に見るようになれば、先生、先生の子女たち、その次に皆さん、このように三代です。この三代圏を備えて完成しなければ、天地が統一されないということを、皆さんは知るべきなのです。(四四\一六九)
基地は、家庭に着地しなければなりません。家庭に着地して、方向を定めなければならないのです。すべての家庭は、父母様と神様の名前を中心とした写真をかけ、そこに四位基台が敬礼しなければなりません。それで、三代が敬礼しなければなりません。四位基台は三代です。おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さん、子供たち、このように三代が敬礼をしなければなりません。
父母様の名前とともに、四位基台圏を成して敬礼する所は、堕落圏内ではあません。神様が直接主管をするために、解放圏が起こるのです。それによって、天上世界に行ったすべての霊人たちが地上に来て、天使長がアダム家庭を保護するように、保護するのです。そのような時代に入ってきたのです。
昔には、カイン圏が霊界になっており、アベル圏が地上になっていました。それで、アベルがカインを救うために、犠牲となるときであったために、利用されてきました。ですが、今は、長子権を復帰したので、霊界が天使世界であり、今日統一教会を中心とした家庭がアダム圏であるために、アダム圏を後援するようになっているのであって、利用するようにはなっていません。
こうすることによって、サタンが介在して活動しうる地がなくなるのです。そうする女がいないのです。サタンは、追放されるのです。強く雄々しく先頭基準を一歩も譲らない前進的姿勢と、平行的基準を備えて、前進するのです。そうすれば、悪魔の勢力圏は、崖に落ちるのです。家庭毎に火を付けるのです。(二一一\三五〇)