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1 祝福が氏族編成
歴史時代に悪口を一番たくさん言われたチャンピオンを選び出せと、世界の数多くの国家の放送局でクイズを出せば、直ちに文なにがし、文先生、レバレンド・ムーンだと、みな答えるでしょう。そうすると、「合っています」と言うようになっています。誰のために悪口を言われましたか? 文総裁のために悪口を言われましたか、誰のために悪口を言われましたか? 統一教会のために悪口を言われましたか? 違います。大韓民国のために悪口を言われましたか? 違います。神様のために、ただひたすら神様のためにです。
それで神様が、「私の前に一番の孝子である文総裁を、世の中の人がみな嫌だと言っても、連れていって孝子賞を与える」と言うとき、過去の仏教の釈尊や儒教の孔子や誰々も、「否」と言うことができません。なぜでしょうか? 事実がそうなのですね。神様が探し求めている孝子になりますと言い、神様が探し求めている氏族をなしますと、歴史時代に努力した人とは誰ですか? 統一教会は、神様が願う氏族を編成するために合同結婚式をしました。世の中の人たちは、合同結婚式を前にして、「ああ、世の中に無価値であやしげなものが出てきた。合同結婚は、あり得ない業だ。大韓民国は東方の礼儀の国なのに、合同結婚式とは何ですか!」と思ったのです。私がどれだけ迫害を受けたか知れません。(一九八八・一・三一、本部教会)
2 氏族的メシヤと氏族復帰
今は、三十八度線を越える時です。大きいヒマラヤ山脈を越えるのですが、その前にある山をどれだけ越えてみても、ヒマラヤの頂上を越えることができなければ何の意味もありません。今は、大きい山を越える時です。その山を越えていくようになる時は国が違います。いつでも越えられるというものではありません。越える時を逃すならば、越えられないのです。既成教会の責任者たちにおいてもそうです。今が越えてくる時です。ですから今、風が吹くのですが、この時に基盤を築かなければなりません。
皆さんをなぜ故郷に送るのでしょうか? 父と母を連れて越えていこうというのです。分かりますか? (はい)。それが愛なのです。皆さんが故郷に行って自分の霊的先祖たちと共に後孫を動かしてこそ、霊肉の統一的氏族が編成されます。(一九八八・七・二二、漢南洞公館)
ヨーロッパの食口たちはいませんね? それならよいです。私たち氏族、私たち氏族と言うとき、もう既に先生が祝福した家庭はどれだけですか? 約二万一〇〇〇家庭になります。二万一〇〇〇家庭を世界に全部派遣したのは、イエス様が再臨してユダヤ教とユダヤの国が一つになった位置、勝利することができるその位置を身代わりして派遣したのと同じなのです。何のことか分かりますか?
さあそれで世界に行って、先生は今戻ってきました。どこまで来ましたか、どこまで? 南韓まで来ましたね? 南韓に来たので、南韓にあるすべての統一教会の信徒たちは故郷へ帰りなさいというのです。氏族に帰りなさいというのです。
木は同じ木ですが、種が違います。木々は、緑の色はみな同じですが、種が違います。氏族が違うというのです。ところがその故郷の氏族の中に種がありません。真なる種がないというのです。真なる愛の種がありません。それを父母を中心として、お兄さんお姉さんの一家が完全に統一教会の一家にならなければならないのです。そうしてこそ位置を確保するのです。統一教会の食口だけではできません。一家が故郷に帰って定着しなければなりません。(一九八九・二・五、本部教会)
神様の本然の世界でも、個人が完成したのちには何を探し求めていくのですか? 家庭完成をしなければなりません。家庭完成をしてからは何をするのですか? 家庭第一主義ではありません。氏族完成をしなければなりません。生育して繁殖せよと語りましたね? 氏族を率いなければなりません。家庭は、氏族の伝統を残さなければなりません。氏族は、民族の伝統を残さなければなりません。(一九八九・二・五、本部教会)
3 氏族的メシヤと支派編成
先生は、み言を通じて世界基盤を築いたのですね? 昼であれ夜であれ二十四時間眠らず、食べずにその業をしました。皆さんも氏族的な復帰のためにそのような精誠を尽くすようになるときは、皆さんの一族が皆さんを祖先の中の祖先として侍ります。自分の財産なり全部、国に連結させることができるようにどうか努力してくださいと、すべてのものを献納するようになっているのです。
誰よりも故郷を愛し、誰よりも故郷の人を愛し、誰よりも自分の息子、娘たちを愛する立場に立って、根を下ろすようにしなければなりません。これが氏族的メシヤの残された責任だということをはっきり知らなければなりません。先生が築いた国家と世界の蕩減路程なしにここに戻って入ってくる時、何かといえば、国、大韓民国まで来たので、氏族基盤を中心として皆さんの宗中(注:一族とか一門という意味)を訪ねて入っていくのです。
皆さんの宗中を訪ねていくようになれば、皆さんは宗中の父母にならなければなりません。その次に皆さんの家庭の父母、皆さんの個人の位置に連結されて、そこから始まる皆さんの個人と家庭と氏族は、国を越えて、世界を越えて天上世界へ帰ることができるのです。
それでこの氏族的復帰が終わるならば支派編成時代が来るのです。分かりますか。韓国が今や南北韓統一がなされるようになるならば、神様の名前でもって新しい支派編成が始まるのです。十二支派、イエス様は十二弟子を中心とした支派編成ができませんでした。(一九八九・二・五、本部教会)
4 眷族とは
さあ、それで還故郷してアダム・エバが広げるべきであった本然の愛を中心として、皆さんの家庭の要所、故郷の地に根を下ろし、永遠なる祖先たちになりますように! (アーメン)。それでは、皆さんがその氏族の十代後の子孫であるならば、皆さんの十代前の先祖は、十代後の子孫になるのです。逆になるのです。天地開闢が起こるのです。天地開闢とはそれなのです。天地が地天になるのです。地獄が天国になるのです。
それで私がいつ訪ねていくのですか? 訪ねていくならば、どのように侍るのですか? 町内で、「文総裁、異端、来るな!」と言わなければなりませんか、歓迎しなければなりませんか? (歓迎しなければなりません)。どこから? (故郷から)。国から、道から(注:この「道から」という言葉は韓国語で「トーロプト」ですが、これはまた別に「道路から」という意味にもなって次の言葉が語られている)舗装を……。何の舗装? 金の舗装。金の舗装をして、こうして一族にお迎えして、一番愛してきた本棟にお迎えしなければならないというのです。他の所には行かないというのです。自分の祖先たちが生まれ、自分の孫が生まれた部屋、自分が生まれた部屋、自分の父が生まれた部屋、自分の歴代の祖先たちが生まれたその場に、神様は安着しようとなさるというのです。そうであるならば、何が心配ですか? そのような基台を築きなさいというのです。
元来は、今回、皆さんが故郷へ帰って面単位の聖殿を建てなければならないのです。「郡へ訪ねてこられる神様を面にお迎えし、面へ訪ねてこられる神様を私の家にお迎えするために、面教会を私が建てなければならないのですね」と言わなければならないのです。そのようにして私の家にお迎えし、その本殿、私が生まれた本殿へお迎えしなければならないというのです。そうして息子が生まれたと町内が宴会し、母が喜んだその歓喜以上の心をもって御父母様に侍る日を楽しむことのできる環境になってこそ、そのような環境に生きる後孫たちが天の眷族(注:家族というような意味)になるのだというのです。
天の眷族とは何か分かりますか? 眷族(注:韓国語では眷属)とは、眷(あるいは、圏)内に支配を受ける一族だというのです。仲間になるのです。そうなるならば、故郷に帰りたいですか、帰りたくないですか? (帰りたいです)。それでは、帰るときには、しがない存在として帰らなければなりませんか、何をもって帰らなければなりませんか? 先生が韓国にしがない存在として帰ってきましたか、何をもって帰ってきましたか? ヤコブが二十一年間、天の祝福を受けたものを全部もって帰ってきましたね? そうであるならば、皆さんが今や祝福を受けてもっていく礼物(贈り物)とは何でしょうか? 他のものは何にもありません。真なる愛さえもっていくならば良いのです。分かりますか? (はい)。祝福の礼物の中で最も貴いものは何ですか? 天地が慕い、歴史が昔から今まで慕う礼物があるのですが、その礼物を一度もらうならば永遠に忘れることができないのです。それが真の愛という礼物なのです。(一九八六・六・一、本部教会)
5 支派編成の資格者
天国家庭、天国氏族を従えることができなければ、天国氏族圏に同参できなければ、その支派の中に入ることができません。保留になるのです。(一九八五・八・一六、イースト・ガーデン)
統一教会の人たちは、故郷に帰らなければなりませんか、帰ってはいけませんか? (帰らなければなりません)。みな帰らなければなりません。荷物をまとめて故郷に帰るのです。
故郷に帰って、故郷の教会基盤を中心として、そこから整備して出で立ってこそ、道を整備することができる時が来て、新しい国に対して侍ることができるのです。この基盤ができずしては、歴史的に道と国と国家中央とを連結する基盤が築かれません。
その次に皆さんの町内、皆さんと皆さんの家庭を中心として一族が全部入ってくるならば、家庭的カイン・アベルにおいては、サタンが支配することはできません。できないのです。このことをはっきりと伝達してあげなければなりません。
このような時であるので、もう一度言うならば、今や家庭的カナン復帰時代ですから、家庭的カナン復帰をしなければなりません。そして皆さんは、今や支派編成をしなければなりません。支派編成。このようになるならば今や十二支派を、世界に十二支派を編成しなければならないのです。このような基盤がない人は零落します。抜けていくのです。(一九八九・二・五、漢南洞公館)