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1 氏族的メシヤ宣布の日時
皆さんを氏族的メシヤとして送ったのはどういうことでしょうか? 昔、イエス様が霊界から地上に縦的な過程を通じて送りましたが、今日、文総裁は天を代表した神様の位置から、氏族を代表することのできるメシヤ型の数万家庭を世界に派遣したのです。今では滅びません。今年(一九八九年)一月三日午後二時三十分に氏族的メシヤを宣布したのです。(一九八九・一・八、本部教会)
2 氏族的メシヤ宣布の背景
このごろ、私は涙を流さないですね? 私が泣くようになるならば、神様が泣きます。霊界で泣いてしまいます。私が痛哭する事情があるとしても、慰めなければならない責任があるそのような男として、弟が死んだと涙を流すことができません。その時は、涙を流さず、冷たい態度をとらなければならないのです。
氏族的メシヤという言葉はなぜ出てきたのでしょうか? 氏族的メシヤという言葉が出てくるようになったのはなぜでしょうか? メシヤの位置は、父母の位置です。真の愛をもった主体にならずしては、父母の位置という言葉はあり得ません。堕落した世界に本然のもので残っているものがあります。一つは、愛する子供のために生きる父母の心がそれです。堕落した世界に、例外的に残っているただ一つの本然の心情的基準とは何でしょうか? 父母が子供を愛する心です。消え去っていく心情圏ではありますが、それが創世以降に本質的形態として残っている種火と同じです。
大邱のリンゴは有名ですね? 沙梨院もリンゴが有名です。それらが互いに同じ色、同じ姿であるときは、大邱リンゴと沙梨院リンゴと取り換えてもかまいません。同じときはかまわないのです。
統一教会で一番有名な人は誰ですか? 先生ですね? 皆さんが先生と同じだというときはどうですか? 同じだというときは取り換えても、神様はかまわないというのです。そのようにして取り換えられた皆さんが統一教会の教主をするとしても、神様は不平を言いますか、言いませんか? (言いません)。それでは、統一教会の食口の中で、「誰に似たいですか?」と言うとき、誰に似たいですか? (お父様!)。そうですね。先生に似たがるのです。それでは、統一教会の文先生は、誰に似なさいと言わなければなりませんか? 私に似なさいと言わなければなりません。
蕩減復帰の道は、似なければ行けないのです。代身者にならずしては蕩減がされません。ですから、蕩減の道を行くことを考えるならば、似ずしてはできません。昔、失ってしまった模様と同じ模様を代わりに立てておいて血を流し、蕩減復帰しなければならないのです。打たれて奪ってくる作戦をしながら、天の国の所有権を主導してくる、それが摂理の方法です。
それで先生が苦労しましたから、皆さんも苦労しなければなりませんか、苦労してはいけませんか? (苦労しなければなりません)。金持ちの家の子孫たちは、父母が死ぬならば、一代も行けずに父母から受け継いだ財産をみな売り飛ばします。なぜそうなのか分かりますか? 父母と違ってそうなのです。父母は、自力で一家を成し立てながら、一文でも惜しんで分けて使いました。そのような点で息子、娘は違います。父母と同じでないので滅びるのです。(一九九〇・二・一六、漢南洞公館)
統一教会の教団は、宗族です。宗族だというのです。私の血が同じく動ずるのです。私が涙ぐむならば、涙ぐまなければならないし、私が喜ぶならば、喜ばなければなりません。血族です。人種を越えて、文化背景が異なるすべての国家基準を越えて、壁を崩して一つに集まった、新しい天の国の創建のための民族です。この民族が神聖になるとき、天の国の創国が顕現し、そのような聖なる創国の民族として生きていくとき、創世界が始まるのです。その世界の上に、天宙的な地上の天国と天上天国が連結されるのです。それは、言葉をもってできるものではありません。
個人において最後の決定をなし、天地に宣布しなければならず、家庭を中心として最後の宣布をしなければならず、氏族を中心として最後の宣布をしなければなりません。この前私が来て、祝福を受けた家庭は、一人ずつ全部動員しなければならないと語りました。国が困難なとき全国に散らばって相撲をし、最後の生死の決定をなさなければならないと語りました。そのような国家の運命時代が来ると語りました。それで皆さんの家庭を地方に、みな送り出しました。
今からは氏族を中心として、最後の宣布をする時なのです。そのようなことを先導するためにレバレンド・ムーンは、世界万国を中心とし、万民族と万国家を身代わりして、天地に勝利の絶対的条件、一方向性の絶対的条件を立てなければなりません。そうでなくしては、国に入っていって氏族を団結して、公義の法度に従って最後の解放を前にして、宣布することができないのです。「サタンは消え去りますように」と宣布するならば、皆さんの先祖たちが皆さんの家庭に入ってきて、主人の振る舞いをします。変わるのです。
「私たちの家庭は、天を愛することにおいて夫婦の愛以上、子女の愛以上、もっている所有物全体を犠牲にし、一家を祭物に定めて、氏族を代表して天の家庭として育てますゆえ、氏族解怨を成就するためにこの仕事をしますから受け取ってくださいますように」と言うならば受け取ってもらえるというのです。(一九八七・九・一三、本部教会)
3 氏族的メシヤ宣布の意義
今の時は、イエス様が成すことのできなかった理想の家庭基準を成して配置する時なのですが、それが家庭的メシヤの派遣であるということを知らなければなりません。家庭的メシヤとしてどこに送るのかといえば、自分の血族、自分の親族に送るのです。
私は、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界へ蕩減の路程を歩みました。それゆえに皆さんは、私と同じそのような蕩減路程を歩まなくてもよいです。私は今や皆さんをイエス様の立場と同じ氏族的メシヤとして送るのです。皆さんは今、結婚した立場にあります。そのような基盤の上にいます。それは、個人、家庭、氏族が一つに連結されるというのです。私はいつもすべてのことが天に連結される蕩減路程を歩みました。皆さんは、できませんでした。どのようにそのすべての蕩減路程と連結され得ますか? 皆さんは、そのような路程を通過することができなかったではありませんか?
そうであるとしても皆さんを祝福してあげました。祝福というものは、イエス様より素晴らしい立場を意味します。祝福を受けた皆さんを、サタンは讒訴できませんでした。なぜでしょうか? 真の父母を中心として、血統が連結されているからです。
それを眺めるならば、サタンも個人、家庭、氏族、民族、国家、世界のいかなる次元でも讒訴することができません。それが最終的な観点です。絶対に讒訴することができないのです。これが解放の境地です。それで、今回、この氏族的メシヤを宣布したのです。(一九八九・四・一、ベルベルディア修練所)
今や氏族的メシヤになれと宣布したのはどういうことでしょうか? 皆さんが私の代わりに責任を負うならば、天が後援するというのです。私が過去に、統一教会が難しい中で開拓していたその時代に、後援して開拓していたその役事を、霊界で今も間違いなくしているというのです。その時は、反対を受ける中でも統一教会を氏族的復帰時代へ発展させた天です。今は反対を受けませんから、どれだけ発展するだろうかというのです。(一九八九・一・八、本部教会)
4 氏族的メシヤ宣布の目的
み旨を知って動く皆さんは、自分の一族の前に氏族的メシヤを宣布しなければならないのです。聞こうが聞くまいが、責任を遂行しなければ、皆さんが天に引っかかるそのような時が来るのです。それで、氏族的メシヤを宣布するのです。そのような時を越えていくために氏族的メシヤを宣布したので、今行動開始をしなければなりません。全部故郷へ行かなければなりません。
もし、故郷へ行けないならば、国を生かせというのです。故郷に行けないならば、南北統一のために苦労せよというのです。氏族的メシヤができないとしても北韓を救うことのできる民族的メシヤの責任を果たそうと努力するならば、氏族的メシヤ圏を乗り越えるというのです。
故郷に帰るにあたって、今後の自分の生活問題、息子、娘の教育問題と、このようにしていてはみな滅びます。イスラエル民族が出エジプトにあたって、出ていかなかった人たちはみな滅びたではありませんか? 呪いを受ける民族になることもあるのです。そのような天的なみ旨があるので、先生が前もってみな宣布するのです、氏族的メシヤを。(一九九〇・一一・九、漢南洞公館)
堕落したアダム・エバが失敗したことを、皆さんが再び復活させて探し求めた家庭の資格を、天の国の天権をもって是認公布するのです。それが氏族的メシヤ宣布の目的です。(一九八九、一〇、八、本部教会)
5 氏族的メシヤ宣布の影響
蕩減復帰の道はそうではありませんか? 世界舞台でサタンが讒訴することを分立させなければなりません。そうして戻ってきて、国家基準でこのように防御して、氏族メシヤ権を設定することにより、この東西南北に通ずることのできる世界的な連係になるようにするのです。私たち祝福家庭、二万一〇〇〇家庭に該当する世界の祝福家庭が連結されて、それが全部一つの基台になり、条件になって完全に勝利的足場になって入っていくことができるというのです。(一九八九・二・五、漢南洞公館)
今や氏族が連合する時が来ました。それ、変ですね? 氏族的メシヤを宣布してから三日もたたないのに、私に宗長になってほしいと言うのです。昔、その人たちの中で、統一教会の文総裁を軽視し、悪口を言わなかった人はいませんでした。ところが、宗長たちが集まった連合で、私に宗長になってくださいとそう言っているのです。連合宗長になってくださいと言うのです。このようなことを見るならば、天が手助けしてくださってそうなるのだということが分かります。全部、準備されているのです。(一九八九・一・八、本部教会)
6 氏族的メシヤ宣布と還故郷
きょうが、(陰暦で)最後の日ですね? あすが(陰暦で)一月一日ですか? (はい、そうです)。ですから、最後の時間になる前に通告しなければならないのです。その氏族的メシヤを私がこの前宣布したのと同じく、そのような時が戻ってくるので、皆さんもきれいに自分の故郷に帰らなければなりません。
故郷。私も今、故郷に行きたいのです。ここ、ソウルにいたくありません。このように外国において従う統一教会の信徒たちが故郷に行って、全部還故郷活動をするようになる時は、その余波が北韓を凌駕するようになります。その時には、先生の故郷は自然に上がってくるのです。戦わずにそのまま通ずるというのです。水が、潮水が、その先生の故郷を埋めることもできるし、通ずるというのです。ですから、金日成の徒党以上の精誠を尽くして心情的な故郷、カナンの地を編成することが統一家の使命だというのです。それできょうは、氏族的メシヤになれというのです。(一九八九・二・五、本部教会)