P.192 |
1 カイン圏基盤を探し求めていけ
私たちは今後、どのようにしなければならないのでしょうか? 天的な立場から故郷を探し求めなければなりません。先生が勝利的基盤を築いたので、今では故郷を訪ねていかなければなりません。
なぜ故郷を訪ねていかなければならないのでしょうか? 故郷を訪ねていこうとするならば、カイン圏を世界的に蕩減復帰することのできる基盤を形成しなければなりません。そのようにできなくなる時は、個人が故郷へ行く道がないのです。それ、何の話なのか言ってみなさい。個人的な何? (個人が故郷へ帰っていくことのできる道は、カイン圏サタン世界を屈伏させることです)。そうなのです。
個人が故郷へ帰るには、一人で帰ることはできません。サタン世界、サタン個人、サタン家庭、サタン氏族、サタン民族、サタン国家、サタン世界を屈伏させることのできる条件をもたずしては、故郷へ帰ることはできません。なぜそうなのでしょうか? 堕落したアダムによってみな、失ってしまったからです。個人を失ってしまい、家庭、氏族、民族、国家、世界をみな、失ってしまったというのです。アダムの失敗したことが、世界的失敗として登場したというのです。(一九八八・六・一、本部教会)
2 深刻な心で行け
さあ、皆さんは故郷へ帰るのがうれしいですか、心配ですか? (うれしいです)。故郷に行って何をしますか? 踊りを踊りますか? うれしければ踊りを踊らなければならないのではありませんか? 踊りを踊るようになっていますか? 踊りを踊って、その角度が合いますか? 深刻なのです。
歴史上に生まれて死んでいった死刑囚以上に深刻なのです。この角度を私があまり残っていない期間に合わせなければならない使命が残っています。死んだ芽ではなくして、生きた芽が私から根を下ろし、芽を出さなければなりません。これが一つになるならば芽が出てくるのです。必ず繁殖が始まるのです。
真なる愛を中心とした中心の根と、真なる愛を中心とした真なる中心の芽が必要です。皆さんのような芽をもってしては駄目なのです。ですから、涙を流し、血の汗を流してこの地の上で生きては死んでいった多くの人たち以上の愛が、皆さんが地のために、村の人のために、神様のためにしたという基準を設定することによって、正常な根が皆さんに下り始めるのです。
還故郷する時に対するすべてのことを詳しく教えてあげたにもかかわらず、「先生がその時、一九八八年六月一日にただ呼んで話しただけであって私とは関係ありません」と言ってはいけないのです。これは、絶対的に関係があります。
今までは自分勝手に生きましたが、今からは深刻だというのです。自分が敗者なのか勝者なのかを決定しなければならない責任があるのです。その責任が先生にあるのではないのです。皆さんにあるのです。敗者の覇権をもって帰るのか、勝者の覇権をもって帰るのか? どちらなのですか? (勝者の覇権です)。勝者の覇権! 真の御父母様が勝利し、神様が勝利したその内容をもって帰らなければなりません。その内容が他のことではないのです。故郷へ前進するのです。世界を縮小して私の家庭に全部反映されたものなので、それを探し求めてくる御父母様と神様の蕩減歴史を考えるとき、人が訪ねてくるならば涙でもって迎えてあげなければならないのです。一人の人が自分を訪ねて来るならば、夜を徹して話をしてあげても疲れを知らない心情にならなければなりません。
汗を流さなければなりません。地を掘れというのです。「私は、大学を出ましたから、就職をしましたから、会社の何ゆえに……」、そのようなことを言ってはいけません。私はそのようなことが分かりません。それは認めることができません。それを別途に認めることはできません。原理は、一つしかありません。その道をみな、行かなければならないのです。故郷に行ってすべてのことに責任を負い、神様のみ旨の前に一致することのできる基盤を確定しておいて出てくるならば関知しませんが、全部故郷に帰らなければなりません。故郷に帰らないならば、今後、後孫たちの讒訴を受けるのです。(一九八八・六・一、本部教会)
それでは、故郷に帰りたくない人、手を挙げてみなさい。故郷に帰りたい人、手を挙げてみなさい。例外がないのですね。故郷に帰ることを誰が許可しますか? (御父母様がされます)。御父母様が許可してこそ故郷に帰るのです。どれだけ来たくとも来られません。おじいさんもびくともできません! 自分の兄弟も、息子、娘もびくともできないのです。お父さんとお母さんもびくともできません。父が戻ってこいと言ってこそ、戻ってきます。戻ってこようとするならば、こうこうして戻ってこなければならないのです。そのままでは戻ってこられないのです。
死ぬとしても故郷に帰りますか? 妻一人が死ぬとしても故郷に帰るのですか? 故郷に帰るのに、妻一人が死ぬとしても故郷に行き、恨みを解くためにそれができませんか? さあ、妻一人打ち倒してでも故郷に行かなければなりませんか、行ってはなりませんか? (行かなければなりません)。それでは、子供はどうですか? (行かなければなりません)。子供二人のうち、二人みな死なせても行くのですか、一人死なせても行くのですか? 二人みな死なせても故郷に行かなければなりませんか? みな死なせても故郷に行かなければなりませんか? みな死ぬとするならば、おじいさんおばあさん、三代がみな入っていくではありませんか? さあ、返事しなさい。「行かなければなりません」と思う人、両手を挙げてみなさい。(一九九一・八・二九、国際研修院)
さあ、ですから、故郷に帰りますか、帰りませんか? (行きます)。故郷に帰らないという人は、先生が韓国に戻ってきてはならないし、北韓にも帰っていくなという輩です。(一九八九・二・五、本部教会)
3 真の愛をもって行け
皆さんが故郷に行くときには、真なる愛をもって行かなければなりません。真なる愛をもって故郷の地に行って真なる愛を植えて愛するようになるときは、皆さんが祖先になるのです。皆さんが、一代祖になるのです。皆さんが朴氏であるならば、朴氏として天の国に接ぎ木することのできる一代になるのです。このように見るならば、皆さんの父は逆に皆さんの息子格になるのです。
そのようになるならば、この祖先たちが下りてきて近い親戚を中心として全面的に後援するようになるのです。どうしてそうなるのでしょうか? アダム・エバが堕落しなかったならば、成熟する時まで誰が管理し、育てるのかといえば、天使長なのです。それと同じく皆さんが今や故郷に帰って一族を成すにあたり、天の本然の心情圏を身代わりして現れることにより、皆さんの善なる祖先たちは天使世界に該当するので、皆さんを自然に歓迎しなければなりません。アダム・エバを初めに創造するとき、天使が歓迎して一緒に造ったのと同じく、皆さんの善なる祖先が、皆さんが郷里を訪ねていくとき、皆さんを歓迎するのです。数千数万がその地で生き、義人として血を流し、涙を流して死んでいった善なる祖先たちが、天使長の立場で皆さんを歓迎するのです。
それで、御父母様が許した真の父母の特権、世界的に勝利した真の父母の特権を中心として、彼らが歓迎して国と世界を動かすことができるように命令するようになるときには、皆さんの祖先が国家を越え、数多くの善なる霊たちが皆さんの郷土に協助することのできる時代圏内に入ってくるというのです。夢のような話なのですが、今に見ていなさい。(一九八八・五・一七、釜山教会)