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三 還故郷の秘法的内容

 還故郷することのできる秘法の内容、妙法的内容を知らなければなりません。最初は何かといえば、神様を絶対に中心とした真の愛です。二番目は、その愛と絶対一つになった生命です。三番目は、その生命と絶対に一つになった血筋です。

 男、女はなぜ結婚しようとしますか? 血筋を残すためには、息子、娘が必要でしょう? ところが、もとから、天から天地運勢を伴って真の愛を通じて植える準備ができていません。

 それで、氏族的メシヤが帰っていくには何をもたなければなりませんか? 愛をもたなければなりません。私たち統一教会の祝福を受けた家庭は、エバの位置にいます。自分の息子、娘――争う息子、娘ではありません――を抱いて救ってあげに行くのです。アダム家庭が堕落して氏族が過って栄えたのを、氏族的メシヤの責任を中心として一族を救ってあげに行くのです。

 その息子、娘を前に立て、父親が中央に立たずしては父親の行く道がありません。天の国の前にある新しい生命の種を受け継げません。家庭の愛、家庭の生命、家庭の血統基盤になっていますが、氏族的神様の愛、神様の生命、神様の血統になっていません。これを連結しなければなりません。(一九九二・一・二六、本部教会)

 先生の故郷はどこでしょうか? (定州です)。定州なのですが、統一教会の人たちに、「あなたたちの故郷はどこですか?」と聞いてみるならば、何と答えますか? (定州だと言います)。なぜですか? 自分の故郷が定州なのですか? (父の故郷ですから)。どんな父なのですか? 根本だけは、他の所にあるのですね。それが問題なのです。それでは、五十億人類が全部、定州の地で生まれましたか? 堕落しなかったならば、自分が生まれた国が自分の故郷なのです。自分の一族の故郷なのです。その一族の中心になる原産地がアダム・エバの故郷なのです。

 アダム、エバの故郷やその後孫たちが生まれた故郷は、みな同じなのです。天の国に故郷がどこにありますか? 先生の故郷、皆さんの故郷は全部、天の国ではないのです。天の国で生まれたことにするために、氏族的メシヤをさせて接ぎ木し、皆さんの父母までも堕落しなかったアダム・エバの位置に立てておこうとするのです。

 イエス様は、アダム・エバが堕落したのを復帰しようとして死んだのです。今やイエス様とアダム・エバ家庭が失敗したのを再臨主が来て復帰して、みな勝利の版図を築いたので、イエス様が失敗したこと、アダム家庭が失敗したことに対して権限をもち、全部、再度任命するのです。任命してイエス様の代わりに氏族的メシヤとして立てて、自分の父母を堕落しなかったアダム・エバと同じ位置に引っ張り上げるようにするのです。そうすることによって、その故郷が、生まれた所が、天国と連結される一族の解放圏を迎えることができるのです。

 ですから、皆さんの祖先のすべてが、これだけ解決するならば全部皆さんを通じて、皆さんの父母と一緒になって皆さんを通じ、先生を通じて再び生まれたという条件をもって霊界へ帰るのです。地に再び降りてきて、全部かけ継ぎして戻っていかなければなりません。ですから、それが現れるようになる時は、死んだ先祖たちが、首を長くするというのです、その道を通じて行こうとして。地のために集中して、統一的方向を中心として歩調を合わせるのですが、サタンが反対するほど、この運勢の時が過ぎていくのです。

(一九八九・一一・一五、漢南洞公館)

 真であり、永遠なる神様が喜ぶ愛の道を探し求めていかなければならないというのです。それは、一つしかないのです。それが真の愛なのです。出発と到着点が同じなのです。戻っていくというのです。そのような意味で帰郷という意味も出てくるのです。

 それで、帰郷の贈物とは何でしょうか? 神様が願う宇宙を代表した愛の価値です。国家を代表しても買うことができないし、氏族を代表しても買うことができないし、家庭を代表しても買うことができないし、自分の人生を与えても買うことができない、堕落した世界で買うことのできない真に満ちた愛の価値、それだけが贈物なのです。それゆえに人は何を探し求めていかなければならないのでしょうか? 故郷を探し求めていかなければならないのです。何を中心として? 真の愛を中心として。(一九八八・七・三、ベルベディア修練所)