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勉強をする若い学生たち! 昔先生が勉強するときには、一ページを読んで涙を流しました。この一ページ一ページ毎に、民族の運命を左右しうる秘密が含まれているのではないかと思いながら勉強をしたのです。祈祷もそのようにするのです。(三九\六二)
先生は多方面に素質がある人なのです。絵を描いてもうまいのです。私が十二歳のとき、書堂に行って手本を書いてあげた人です。すると言えばできないことがないのです。勉強をするというときには、私は一日に二百ページの本を覚えた人なのです。ものすごいといえばものすごい人だというのです。
ですから私が学術面に出ていれば、すでにだれにもひけをとらないようになったというのです。だれもうらやましくないようになったというのです。そんな頭を持ったのです。(六八\六六)
私たちのような人は、電気工学を学んだ人ですが、学校に通うとき先生に質問すれば、全部困らせるのです。私の顔さえ見れば、「あいつ、またどんな質問をするか」と、こう思うのです。やたらに尋ねるので自分の手に余るのです。(笑い)そのような何かがあるので、今このようになって世界を牛耳ることのできる基盤を固めたのです。今日のチタニウム工場も、だから存在するのです。化工としては王者の位置に進んでいるのです。それがチタニウムです。だからセラミックにも関心を持っているのです。今後において、すべての科学文明の材料と素材にはセラミックが入っていくのです。そこにおいて先端に立たなければなりません。(一六五\一八六)