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第四節 .自然と人間

一 自然は第一の聖書

昔、祈祷する人たちは、自然は第一の聖書だといいました。第二ではありません。イスラエルの歴史を綴ってきた聖書を見れば内容がはっきり分かります。その内容を見て、先生がどれほど首をかしげたと思いますか? それは占い師がやるのと同じで、鼻につければ鼻輪、耳につければ耳輪だというようなものです。現実から逃避するための方便です。そこで、事実内容を判断して前後の事情を明らかにするのが困難なので、聖書よりも神様のおつくりになった自然世界が第一だというのです。(二〇\二七一)