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四 お父様のみ言を中心として説教せよ

 皆さんは、輝く朝の太陽自体にはなれなくても、「太陽の光に従っていく方向性は間違いない」と言える、自主的な権限をもたなければなりません。そうしておいて自分の昼のことをしないと、昼になれば疲れるというのです。皆さんは、私が夜なのか昼なのか、知っているのですか?

 さあ、ですから過去を知らなければなりません。統一教会の過去を知らなければなりません。過去を知るには夜も昼も、先生の説教集を読みなさいというのです。

 あなたたちは言葉で説教するのですか? あなたたち、説教するどんな言葉があるのですか? 聞いてみる価値のものが何かあるのですか? あなたたちの言葉は何ですか? 今までの自分の感情が合わさったその言葉を誰が聞きますか? 私はそれが嫌です。原理を通してしなければなりません。二百巻を超えるその本(マルスム選集)に、数多い題目があるのにその題目を消化して、涙と共に、内容と私は一つになったという立場を宣布しなければなりません。「カイン、アベル基準を中心にして、ここに師が来て、父母様が来て君臨なさり、これを主導し、この集会を感動させてくださいませ」、こう言わなければなりません。み言の中心はどこにありますか? 皆さんがみ言の中心ですか?

 歴史を経てきたみ言を中心にして、立てておいたそのみ言を中心にして、皆さんがそこに相対役にならなければなりません。心と体が一つとなる場所で、先生の思想と皆さんの心が一つになるその場所で、カイン、アベルが一つになって集うようになる時、そこには天の国の父母が来て、霊界が垂直に連結し、自主的な基盤が生じるという原理的公式を知らなければならないというのです。分かりますか? 何のことか分かりますか? (はい)。(一九八八・一〇・三)

 原理の勉強をしていますか? 先生のみ言集(説教集)を読まなければなりません。先生の説教集でもって説教しなければなりません。自分の話をしてはいけません。それを知らなければ復帰摂理は分かりません。六〇年代まではイエス様中心の摂理でした。(一九八八・一〇・二一)

 統一世界に向かう私たちにおいては、統一語で先生の説教集朗読を完遂しなければなりません。それは何のことかと言えば……。先生の説教集はどこにあるのですか? これが先生の説教集で、七十四巻です。七十四巻まで出たのです。続けて出ています。皆さんがこれを原語で読まないでどうするのですか? 原語です、オリジナルです。英語でもなく、ドイツ語でもないのです。

 ですから今は、皆さんが説教については心配する必要はありません。これは先生が一生の間説教したものです。皆さんが霊界へ行って問答するようになる時、「私は見ることもできず、読めもしなかった」、そう言うのですか? 初めから英語では翻訳させないつもりです。ここに漢字を取り入れたなら本当にいいでしょう。これを読まずに行けば大変なことです。指導者たちがこれを読まなければ大変なことになるのです。

 後代に、各自の家に先生が入っているでしょうか、み言集が入っているでしょうか? 考えてごらんなさい。どっちですか? 先生のみ言が入っているのです。

 今や神主義である頭翼思想を早く体系化させなければなりません。大学街とか知性人の世界で話す時は、いつも「レバレンド・ムーンの思想」というよりも「ゴッディズム」、「ヘッドウィング」と言わなければなりません。早く手を加えて調整しなければなりません。カープは大学街で毎日のように、「ゴッディズム」と「頭翼思想」を叫べというのです。それでも教授がそれを知らないなら、威信が立たなくなります。学生たちが一遍に質問しますからね。知らないでいると大変なことになります。分かりますか? (一七三―七六)