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もし、神様を中心として主権が復帰されれば、数多くの国に大使館を置くことができます。数多くの国にすべて大使館を置くことができるというのです。これから、統一教会と既成教会が一つとなれば、各国には大使館があると同時に、宣教本部があり教会員がいるのです。そして、その国において、大使館はアベル型であり、その国の大統領はカイン型になるのです。アベル圏とカイン圏が一つとなれば、アベル圏になります。大使と大統領が一つとなれば、アベル圏の国民と同じになるのです。大統領と国民がカインになり、統一教会の大使はアベルになるのです。
神様はアベル圏に協調されるので、自然にカイン圏を吸収するようになるのです。そして、神様はサタンとは違って、世界的な宗教を中心として役事されるので、全世界が一つの目的のために一度にカイン圏を集中攻撃もできるし、作戦もできるのです。ですから、どれほど早いですか。思想的な面で最高の権威をもって、宗教的な面で最高の権威を備えた基盤のうえで、このような形で行くようになれば、世界はあっという間に回るというのです。
共産党はブルジョア階級を悪いと言って、全部一箇所に、強制的に集めましたが、その時には万民が後押しして、神様が特別な人だけを一箇所に集めて理想的な国家を形成するという現象が起こるようになるのです。その次には各国に移動して、その国をつくるような現象が起こるのです。言い換えれば、共産世界においては、共産党がブルジョア階級を強制的に移民させましたが、一つの世界において我々は、一つの国なら一つの国、全世界なら全世界で、自ら願う人を歓迎して入るようにすれば、世界の万民が一つとなって理想的な国家を形成できるのです。
ですから、国が問題です。もし、大韓民国が天の国の主権をもったなら、大韓民国の大使がドイツに来るようになります。その大使とドイツの教会は一つだというのです。共産党のようにドイツを滅ぼすためではなく、ドイツを助けるために後援するのです。そうやって、早く韓国大使館の要員たちはたくさん来てくださいと歓迎される仕事をしながら、ドイツを復帰しなければなりません。そうなれば、どれほど早く世界が復帰されることでしょうか。
ところで、今、統一教会から大使を送ることができますか。現在、宣教師たちは底辺に入っていて、大使館は一番上にあります。ですから、首相だとか大統領が大使と一つになれば、その国家は一度にぐるりと回るようになるのです。一つの国があっさりと瞬間的に回るのです。ただ、教育方法だけ直して思想さえ入れれば、その国を一時に回すことができるのです。(笑い)その時が我々の前に近くなったことを、皆さんは考えなさいというのです。(五四―二八三)
復帰された一つの国は世界的な代表型です。これを公式に適用し、この一つの国を中心として三カ国さえ探し出した日には、世界はあっさりと復帰されてくるのです。いつ、天国ができるでしょうか。その時は大使たちが大統領を伝道し、王を伝道するようになるのです。分かりますか。どこかの国の王室に入って、王に一対一でその思想を話した時、王が感服して、「ああ! この思想を我が国の国民思想にしなければならない」と言えば、その国民は一度に復帰されるのです。法的に全部復帰してしまうのです。分かりますか。ですから、国が問題なのです。(五八―一五二)
全知全能の神様が善なる国を立てさえすれば、悪なる国が攻めてきても打つことができるのです。ですから、今までこのようなことをしていたのです。国を得たその日には、法で治めるのです。そして、それに従わない時には打ってしまうのです。そのような時がくるのです。
今まで、キリスト教徒たちが、なぜ悲惨な死に方をしたのでしょうか。国がなかったからです。国さえあったなら伝道しなくてもいいというのです。伝道したとしても、大使館を通して、その国の王を伝道するのです。王国の王族のために伝道するようになっているのです。王族になったのは、その国の善なる歴史的な伝統の因縁を受け継いだからです。王さえ伝道され復帰された時には、その国全体が自動的に復帰されるのです。それで、世界はあっという間に神様のみ旨の世界に変わるのです。これを知らなかったのです。(五七―二六〇)
我々は国と民族がない群れであり、国土がない群れであり、民のない群れです。もし、神様が探してこられた主権国家をもつようになれば宣教をしたとしても、ごく末端のある一人の個人に宣教するのではなく、大使館を通して、その国の王と大統領を伝道できるようになります。その王と大統領が伝道されて屈服すれば、その国は一時に復帰することができるのです。そのような時が今だというのです。
そのような国が得られたならば、世界復帰は一気にできるのではありませんか。一つの国が三カ国さえ越えれば四カ国になります。そうすれば、世界に四位基台国家の形態が備わるので、サタンが侵犯できない四方の防御ができるようになります。その時に初めて平和の世界、天国の沃土(注:肥沃な土地)が形成されるというのです。それが、統一教会が探し求める本郷であることを、しっかりと知らなければなりません。そのために我々の情熱を捧げ、我々の若い生命を投入するために集まった群れが、統一の群れだということを確実に知らなければなりません。生命の路程をふさいでいる悪の勢力が手ごわくても、それを粉砕し、解剖して、一つ残らず根を抜き取り、一時に処断し遮断するために決意を固めなければならない群れが、統一の群れであることをはっきりと知らなければなりません。(五六―二九〇)
皆さんが国家を探し求めるのに、個人、家庭、氏族、民族、国家まで蕩減しなければなりません。個人的な蕩減路程と家庭的な蕩減路程と氏族、民族的な蕩減路程を行かなければなりません。そうでなければ、世界に行く道がないというのです。このように、国家が中心となるので各国もこのような中心となる国家を通じなければ、この道を行くことができないのです。これをよく知らなければなりません。
もし、皆さんが国家を復帰できずに死んだ場合、この地上に再臨しても個人を後援し、家庭を後援できるだけで、堂々と勢威ある後援はできません。サタン世界を征服するための戦いができる資格者になれないのです。ですから、国が現れなければ、皆さんは入籍できません。皆さんは入籍しましたか。皆さんは統一教会には入籍しましたが、統一された神様の国には入籍できていません。国がないのに、民になることができますか。できないのです。分かりますか。(はい)。
ですから、霊界にいるすべての霊人も、その国の人をどうにかして協助したいと願っているのです。その国さえ現れれば、再臨現象は横的に起こるのです。横的に起こるので、自らが苦労すれば苦労した基台の上で残るのです。その国を探して上がっていく時は、蕩減をしたとしても、崩れるとすべてなくなります。この底からどんなに上がっていっても崩れれば、がらがらと落ちるのです。これを元に戻そうとするようなことが起こりますが、これを横的な基準でする時には自らの実績は横的に永遠に残るのです。言い換えれば、復帰して上がっていく時は蕩減してなくなる時代ですが、国を得て横的にする時は、それが蕩減ではなく、実績によって残る時代だというのです。(五四―二八二)