天 国


天国は子女のような心情、夫婦のような心情、父母のような心情で因縁づけられた世界が、一つの家庭をなした社会である。

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天国を探し求めていく秘訣は家庭を尋ね求めていくことである。父母に侍り、子女を連れて、ヨルダン川を渡って勝利の歌を歌おう。

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今日まで天国に入ることを願った人は多かったが、天国を責任をもって建てようとする人はいなかった。我々は天国の理念をもって、食べたり着たり飲んだり、その何よりもその国を先に考えなければならない。

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天国は家庭生活の拡大である。

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天国は地獄を通過していく道。

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天国は家庭復帰。すなわち、神様を中心とした夫婦をなして四位基台を復帰しなければ入ることができない。

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韓国を神様の前に、世界を神様の前に返して、天におられる父を地上に迎え、共に住める天国をなさねばならない。

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人を一番愛し、高め、大切にできる所が天国である。

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理想社会は愛の理想が完成した世界であり、神様の愛の実体たちが情の完全なる充足の中で生きる美しい世界である。
ゆえに理想社会に住める者たちの顔は、永遠なる光の中にあるがゆえに美しく、醜いものがない。
内なる人は完成すればみな同じである。

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一つになろう。世の中にいるすべての父母、兄弟、子女を自分の実の父母、兄弟、子女として思えるならば彼は天国の門の鍵をもった者である。

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本然の世界は条件を越えた自由の世界である。どうせ訪ねていかなければならないし、訪ねてこなければならないし、互いに会わなければならない因縁がある。笑顔で訪ねよう。

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相克性を避けて、相応性をなしていこう。本然の世界は相応の世界である。相応性が最適の生活方法である。

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天国生活は相談し報告する生活である。

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他人同士が集まっても兄弟以上に愛さずには天国に入れない。神様を愛するごとく人を愛さねばならない。

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天国は心情の世界である。我々は天国に行くためにイエス様を信じるのではなく、地獄の門を解放するためにイエス様を信じなければならない。

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天国に行くとしても、自分のために行かずに、六千年間子女を失って天の宝座をサタンの暗黒権力に囲まれたまま、悲しみと孤独と苦痛を受けてこられた神様を慰めるため、私が天国にいかなければならないという心情をもっていかなければならない。

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今日、キリスト教信徒たちは天国に行くことを願うが、自分が天国の民となって義務を果たそうとは思わない。

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一生の間、神のみ旨のためにいかに生活したかによって、天国における彼の座が決定する。ゆえに、天国に行くか行かないかは自分自身がよく分かる。食べたり、寝たり、好いたり、嫌ったり、行ったり、来たりするのを何のためにしたかによって天国に行くか行けないかが決定される。

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七カ国の人と因縁を結んだ生活をしてこそ天国に入れる。

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家庭生活で、社会生活で、神様に侍る生活で、すなわち三つの面において、サタンから神様の子女であるという証拠を受けなければならない。そうしてこそ天国に入れる。

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心情……侍義の中心
事情……生活の中心
希望……社会活動の中心

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天国に行ける人よりも、天国を築ける人でなければならない。天国に行ける人は神様に頼ろうとする人であり、天国をなせる人は神様の頼りとなってあげようとする人である。

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天国に行ける証明書は神様を愛することが御飯を食べることより、眠ることより、自分の子女を愛することより、それ以上にあったかどうかを見ればすぐ分かる。

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神様は天国を建設するために、み言による真理復帰運動と生命による愛の復帰運動とを展開しておられるのである。

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天国は人間のものであると同時に神のものであるから、個人より宇宙に至るまで人間を通して天国の理念をこの地上に建設しない限り、神のみ旨はなされないのである。

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本然のエデンの園は神様が楽しまれる園であり、永遠なる生命の園であり、愛の園である。

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完全な愛には距離がない。永遠なる世界を管理することのできる本質は愛である。

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我々は天国を建設する材料とならなければならない。

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理想世界は「ために生きる」世界である。

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三千里(韓半島)山河に天国をつくっておいて「どうぞおいでください」と言える我々とならなければならない。

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幸福は勝利的な心情の権限をもってこそ獲得することができる。

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天国はあすからでなく、今の瞬間からである。

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何ももっていなくても一番立派な人のように食べているということが幸福である。

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相対的なものによって幸福を探そうとするな。自分を見いだすことがもっと重要なことである。

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イエス様が「私の思いどおりではなく父のみ旨のとおりなさしめ給え」と言った孝子の基準を立てたあと、サタンに「あなたの前に屈服いたしました」と言われて天国に入ることができる。

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天国は神の愛を中心として一体となった夫婦と、その子女が共に入っていく所である。相対的な要件が符合されればされるほど幸福なのである。神様も一人では寂しいのである。

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天国の内容を知っている人は多いけれど、天国に行ける人はそう多くはない。まず原理の条件が讒訴しない基準に立たねばならない。

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生活をし、教育をして伝統を立てることによって天国に行ける。自分を中心としたみ旨であってはならない。

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過去、現在、未来が完全に一致され得ること自体が理想である。

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家庭的天国をなせなければ天国に入れない。全家族を救える救世主と同じ立場に立たなければならない。

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神様を中心としてすべてを分神殿とし、社会化させてこそ天国になる。個人から家庭、国家まで自由な往来できるところが天国である。

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迫害時代に食口たちを愛していた心を平和な時代に維持できなければ、永遠なる天国生活はできない。

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天国は家庭からである。相対から善なるものを見いだせない人は天国に入れない。

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天国は悔い改めるところから始まる。歴史時代において身もだえしたノア、アブラハム、イエス以上の悲しみを自覚することが悔い改めることである。

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善なる父母の真の愛を中心として、善なる子女と共に幸福に生きることのできる基台の上に家庭の幸福がつくられ、その上に氏族と民族と国家がなされたとき、初めて天国がつくられるのである。しかし今までの宗教は、個人を追い求める宗教であった。

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世界の人々が三代(過去、現在、未来)を経て自慢し得る存在とならなければ天国に入れない。

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中心が人間ではなく神であるゆえに、人間を中心とした理想世界は成就されない。

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人間の頭を中心として理想世界がなされるのではなく、神様の愛を中心としてなされるのである。

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天国は神の愛が中心となっている所である。

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み旨が動機とならなければならない。私が動機となっては天国は訪れない。

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体と心が水平をなすとき、心の天国が成就されるのである。

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愛の世界は上下を区別しない。

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人を愛することが天国の起源である。

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天国に行くために信じるのではない。天国をつくるために信じるのである。天国をつくる道は平坦な道ではなく犠牲の道である。

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サタンに勝利しなければならない。サタンを、神の息子の立場に立って主管しなければならないので、サタンに勝利しなければ天国は成されない。

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天国は愛の軌道に乗っていくのである。

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人情と天情の合一点が幸福の出発点である。

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良心は神の最前線であり、天国の起源である。

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天国に行く手続きは地においてなさなければならない。

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見たい所は行きたい所であり、行きたい所はいたい所であり、いたい所は住みたい所である。

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神様の心に記憶される人が地獄に行くだろうか。死してもみ旨をなそうとする人であればこそ天国に行ける。

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個人の悲しみが全体世界の悲しみとして現れるときが理想世界である。