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イ)八定式発表で急変する今日の世界
皆さん! 八定式という言葉を聞いたでしょう、八定式? そのような言葉を聞きましたか? 八定式という言葉を聞いたことのある人、手を挙げなさい。知りませんか? その内容が何か分かりますか? ですから、皆さんは、統一教会の教徒として自称していますが、統一教会を知らず、統一教会の先生を知らないという結論になるのです。
一九八九年八月三一日、アラスカのコディアックで、八定式を宣布したのです。今朝もそのような話をしましたが、そのときには皆さん自身も「何それ…」と信じられなかったでしょう。先生が今から世界が急変して回るという言葉を言ったときにも、「何、またそうで」と思ったでしょう。
その次に、九月には父母主義を宣布しました、父母主義。これをいちばん後に、世界的な地上で宣布したのです。真の父母主義が、この地上に現れたら、サタンもなく、今日のような罪悪世界もないのです。それが設定されることによって、サタン世界は後退しなければいけないという結論が出てくるのです。それ以後、一九八九年一一月九日に、ベルリンの壁が崩れたのです。
その次に、一九九〇年四月に、先生がモスクワ大会をすることによって、完全に共産主義首脳部から、天才的な賢い二世たちが、先生を中心として完全に一八〇度変わるのです。ソ連の最高首脳部と、賢い二世たちが、先生を中心として一八〇度回って、今は振り返ることができない段階に入ってきました。
ソ連で英語を完全に理解できる人たち三千名を選んで、教育を皆完了しました。(拍手) ゴルバチョフが、共産主義を放棄するという宣言までしたのです。そこで終わったのです。
このような最中において、たった一つの希望が何だろうか? これから、その体制を率いていくことがえきる理念が何だろうか? それは、誰でも皆ゴッディズム(Godism;神主義) しかないと結論づけることができるという、このような段階に来ているということを、皆さんは知るべきなのです。
今までの歴史は、人間たちが率いてきました。しかし、今は、神がいるということが分かれば、その主義に従わざるをえないという結論に帰着するのです。(二一八・一五七)
ロ)悪魔の勢力は死亡圏に進入
一一月一七日が子女の日でしょう?(はい)。今まで、長子が悪魔になったのです。霊界に行っているすべての霊人たちが、地上の息子的立場にいるのを利用したのです。分かりますか? それで、霊通する人たちが全部地上の人たちを利用しました。ですが、今は、長子権、父母権、王権を復帰したためにひっくり返りました。今からは、統一教会に反対したら即死します。見ていなさい。
長子権が復帰されたために、地でアダムが完成したために、霊界の天使長に命令できる時代に入ってきたのです。世界的です。それゆえ、文総裁を中心として、長子権復帰、父母権復帰をしたので、全世界に真の父母を発表しました。悪なる父母が出現することによって、世の中は悪魔の世界になったので、神様を中心として真の父母を宣布することによって、悪魔の世界圏は、共産圏であれ何であれ、皆退くのです。
悪なる面で見るなら、大韓民国が今いちばんです。男も人身売買し、女も人身売買します、子供たちはもちろん。世界的頂上の位置、いちばん悪なる位置に来ました。これを誰によって清算するか? 現政権ではありません。私の手によって清算されるのです。真の父母の手を通じて、全部清算されるのです。力を持ってするのではありません。教育を通じてきれいに整備するのです。(二一〇・二四六)
ハ)統一の運勢圏到来
何を中心として定着するか? アダム・エバ、真の父母の愛を中心として、定着するのです。神様の縦的愛と真の父母の横的愛を中心として、ここで定着しなければなりません。ここから初めて、本然の真の父母を中心とした真の子女の血縁的因縁が生まれ、個人、家庭、氏族が横的に拡大していきながら、氏族編成、民族編成が形成されていくようになっているのです。
そのようなすべてを探すため、先生が今まで戦って、皆勝ちました。サタン世界の迫害を受けながら、このようにずっと出てきました。先生が個人で行くようになれば、サタン世界の個人が全部反対しました。家庭を中心として行けば、サタン世界の家庭全部が反対しました。
統一教会の氏族編成をするときも全部、民族編成をするときも全部反対したのです。条件的基準で全部反対したのです。そうして勝利するようになったので、アメリカが屈服し、ソ連が滅びて落ちるようになったので、攻撃することがないのです。その戦場で勝利して、回って、回ってくるのです。てっぺんを越えられないのです。回って、回って来るのに、どこを回ってくるか? サタン世界の覇権をつかんで還故郷するのです。それで南韓の地を通じて北韓に入らなければなりません。
左右が皆崩れ、ですから、誰が勢力を得るか? 天の側が勢力を得るのです。真の父母を宣布することによって、共産世界が完全に崩れた立場に立ち、サタンは今から急墜落するのです。上がった角度で下がるのではありません。急墜落するのです。なぜそうか? この道は、サタンが行くべき道ではありません。真の父母が行くべき道です。そうではないですか? サタン世界で勝って、越えて、平地に降りるのです。これは、サタンが占領するのではなく、真の父母が万民を連れて降りるのです。それゆえ、今全部が降りています。
今の世の中が、物質万能時代だと言いますが、精神においてはゼロの時代です。それゆえ、精神を中心として、物質を率いて降りていく立場に立つべきなのが、統一教会の使命です。今、学校も技術教育をするのであって、人格教育をしますか? 神でも人間でもない、その言葉です。それを我々が支えて、この道を降りていかなければならないのです。降りていきながら、出発して、一つの循環法としてこれを持っていって合わせなければならないのです。還故郷して、南北統一をさせなければならないのです。
韓国は、左右、民主と共産世界に分かれたのを代表した祭物です。また、我々の体と心が分かれており、家庭が分かれています。全部二組です。国会も上院、下院があるでしょう? これが二組です。戦う組です。これが氏族的な立場で上下になっていて、合わせられず、前後になって戦う組になっているのです。上院下院は垂直です。しかし、これが戦っています。ですから、この垂直を立てておかなければなりません。
統一教会は、民主と共産を統一しうる所であり、すべての宗教を統一しうる所です。そして、宗教と世の中も統一しうる所です。天地を統一する天理の大道の前に責任を持ってきたのに、全部叩きました。
ですから、我々が個人、家庭、氏族、民族、このようにだんだん上がれば、これは下がるのです。飽和状態になって、力がなくならなければなりません。それゆえ、いくら大きな国も、二世、三世に対する自信を持つ国がなく、二世、三世に希望を置くことができる国がありません。今、全部そのようになったのです。このような時が来ました。
今回、私がソ連にまで行ってきて、こうすることによって共産世界が終わったと、そういうことです。統一教会を、今まで世の中では、おかしいと思ったでしょう? そうではないですか? ひとりでに流れて消えていくものと思ったのです。しかし、そのようにはなりません。自分たちが勢力を得て、自分たちが勝手にできるようですが、そうはいきません。大韓民国もめちゃくちゃではないですか? これは、誰がやってもだめです。全部飽和状態で広がるのです。我々がそこを貫いて上がってくるのです。それを貫いて上がることができる本然の基準が何か? 真の父母の思想です。
アダム・エバは、家庭的真の父母で、氏族的真の父母になるのでしょう? そうじゃないですか? 歴史的に見れば、一家庭ですが、真の父母の先祖です。国家が形成されれば、国家の先祖が誰か? 真の父母です。家庭の先祖が誰か? 真の父母です。世界の先祖が誰か? 真の父母です。皆そうじゃないですか?
それゆえ、真の父母がこの地上に顕現することによって、天国の家庭が編成され、氏族、民族、国家、世界全体が、真の父母の所属として編成がされるのです。ここから、勝利していくというのが何か? 真の父母圏下に皆入るということです。それで、サタンはこれを百方から包囲して、大きくなれないように叩くのです。
しかし、四三年間、この戦いを皆終えて。アメリカで我々が勝利したのです。カイン・アベル問題を中心として見るとき、アメリカが国家的な立場で先生の前にカインになるのです。これを戦って勝ったのです。ソ連も同じです。カインとアベル、民主と共産、左翼と右翼が、皆飽和状態になって、そこに頭翼が立つのです。
頭翼思想が何かというと、完成したアダム主義です。そうじゃないですか? アダムが堕落することによって、完成したアダムになれなかったために、アダムを育て上げるために、サタン側の息子、天側の息子を育てていったのです。それで、左右が互いに主人になろうと戦ったのです。そのような歴史です。
頭翼思想というものは何か? 完成したアダム主義です。アダム主義、頭翼思想は、何を中心とした思想か? 原理で見れば、間接主管圏、直接主管圏が統一していません。アダムが責任分担を果たすことによって、間接主管圏、直接主管圏が一つになるのです。どこで一つになるのか? 一〇段階を越えながらです。
では、一〇が何か? 水平線です。一〇が初めて水平線になるのです。九だけでも水平線になりません。一〇数に上がって水平線になるのです。愛を中心として天と地、心と体が水平線上で完全に定着するのです。これは永遠な定着です。
このような立場で見るとき、真の父母を発表しなければなりません。真の父母を発表することによって、統一が繰り広げられるのです。我々がこれをするため、三団体があるのではないですか? 統一教会、勝共連合、国民連合がそれです。国民連合は、南北統一のため立てたのです。勝共連合を立てたのは、共産世界を防御するためです。共産世界を防御してこそ、南北を統一するのです。統一教会を立てたのは、精神的なもののためです。位置が定まらない良心を、位置が定まるようにするためのものです。ですから、サタンは位置を定められないように、統一教会を叩いてきました。
しかし、今先生が蕩減条件を皆越えて、還故郷して真の父母を宣布したのです。真の父母を宣布するには統一グループを通じて宣布し、その次には関係している人、親戚を中心として宣布するのです。統一教会にはすでに宣布されたでしょう? ここに関係している統一グループに宣布したのです。このカイン・アベルが一つにならなければなりません。これに乗って、国に宣布するのです。国に宣布して、カインの立場で反対していたのが一つになるのです。今その宣布が終わりました。
それゆえ、霊界に通じる人たちは、四月三〇日がこの世が終わる日だと皆受け取ります。それが何か? 世の中が悪なる父母から始まったので、悪なる父母のすべての因縁が全部屈服して、真の父母の出発が繰り広げられれば、新しい世界になるのです。相撲の場で、チャンピオンと挑戦者と戦うときには、倒れる前まではチャンピオンがチャンピオンです。「バタン!」と倒れた次には、地の穴に入るのです。きっちりとそうなっているのです。(二〇二・二七二)
今回真の父母を宣布したのです。真の父母を宣布したために、大韓民国は滅びません。もし、エデンの園のアダム・エバが真の父母になっていたら、そこには悪魔もいなかったでしょう。皆さんの先祖たちは、先に行っている天使長の位置にいるために、今日統一教会の皆さんの後ろに来ています。私が宣布式をしたために、皆霊界から協助するのです。
今から皆さんが自信を持って、文総裁の言葉だけ信じて行動すれば、ありとあらゆることが起こります。前に市郡区の真の父母歓迎大会をするときも、教域長の皆さんが、心に決めた器の通り満ちると言いました。そのとき、支部長たちに、三千名大会をしようというと、皆反対したのです。しかし「信じろ! 先生の言葉だけ信じて実践しろ!」と言うので、できるのです。(二〇三・二四三)
ニ)将来には戦いがない
韓国人は、今まで外国を侵略したことが一度もありません。韓国人は、人情が、人類愛が深い民族です。そのような観点で見るとき、誰よりも犠牲になったために、韓国民族は神様の心情圏に近いというのです。世界的に最も高いもの、人類堕落世界において最も高く貴重なものは、真の父母であり、長子権です。その次に、父母権であり、その次に王権です。これは固有の権限です。
韓国の歴史は、天の王権を相続する長男の権威を越えるために、神様が訪ねてきた歴史です。日本もそうです。終わりの日に天皇を引き継ぐのは長子権です。長子は真の父母にならなければなりません。本然の人類の長子はアダムというのです。それゆえ、長子権は必ず真の父母を迎えなければならず、長子権を復帰しなければいけないのです。そうでなければ、真の父母の立場に立つことができないのです。
先生は、ロシアから帰ってきて、真の父母宣布をしました、真の父母宣布。長子権を復帰した次に、世界的に真の父母が立たなければなりません。真の父母が国を越え、世界的に、環境的に広がっていくのにおいて、氏族王権、国家王権になるのです。それゆえ、真の父母の国家的基準があれば、真の王権が始まるのです。南北が統一されるとき、真の王権が始まるのです。神様伝来の王権が成立するのです。ですから、その王権が生まれた場合の国というものは、主権・領土・国民の三大国家構成の要素が、すべて備わるのです。
主権・国土・国民、それがなければ王権が始まりません。今先生は、世界的な国民を募集しています。今、国民と国土がありません、王権はありますが。それゆえ、南北統一を成した国民は、統一教会に合わせて、天地の国民として王権を確立していかなければなりません。
将来は戦いがありません。今までの戦いは、自分を中心としてした、くだらない戦いでした。それは、互いに奪うための戦いでしたが、統一世界は、神様の王権を立てて、為に生きる世界であるために戦争は必要ないのです。兄弟どうし互いに奪う必要がありません。あまりにもあげようとするので、逃げて行かなければなりません。
それゆえ、自分の部落に暮らすようになれば、そのまま通過です。下宿のようなものは、部落でするのです。そのようになれば、朝、昼、そして夕御飯を食べることができるよう、精誠を込めて準備してくれるのです。そして、そこで寝ていくこともできます。そのような時代が来るのです。
これから、三権分立というものもなくなります。法律も何も皆なくなります。愛の自治権が完全になされれば、法律が自動的に完成します。為の愛、それを成した所には、何らの問題もありません。上下が一つになり、前後左右が一つになるのです。(二二四・一七二)