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1 実力が必要である
神様を愛するにおいて、内的実力を備えなければなりません。それでは、その実力を何で高めるのですか? その実力が偶然に得られますか? 外的な世界の前に私たちが先頭に立ち、受難の道を克服していくところにのみ得るようになるのです。そのようにすればこそ、人生の永遠なる勝利を勝ち取ることができるということを皆さんは知るべきです。(三五\一五〇)
勉強しなさい。皆さんを実力の舞台にたたきやる時が来ます。先生も今勉強しています。(一四\九六)
試験にパスしようとすれば、夜を明かして勉強しなければなりません。論文を書こうとすれば、何ヵ月でも苦労し、何年でも苦労し、夜を明かしてもしなければなりません。(一一一\一二一)
皆さんは、理論が立たなければなりません。勉強しながら理論をパスしなければなりません。皆さんは、教えてあげられる能力がなくてはなりません。その次には何ですか?
努力です。実績を持つ人にならなければなりません。その次に、愛を中心にしなくてはなりません。その次には何かといえば、神様が管理できる人にならなければなりません。それが重要です。(一一八\一二五)
大学の卒業証を持っている人は手を挙げてみなさい。それを取っておきなさい。(一七二\一七九)
2 試験と点数
学生たちを中心にしてみれば、自分の学校で最高の成績を取りたいのが望みです。過去から現在に至るまで、学校の歴史的な基盤を越すことのできる最高の成績を取りたいのが学生たちの欲望だというのです。このように最高の記録を出せる基準を中心として、学校は新しい歴史的な伝統が立てられ発展するのです。
その最高の成績を出せる基準が何点かに従い、その基準が上がれば上がるほど、その学校は有名になり発展するのです。もし、一〇年前に勉強がよくできる学生が最高の成績を上げたのに、その学生の成績記録を現在までも崩せなかったとすれば、その学校は発展する学校でないのです。すなわち、過去を回想する立場にあっては、未来の新しい記録に向けて前進できる立場に立てないのです。そのような学校は発展できません。けれども、昨日よりも今日この時間がよく、今日この時間より明日がだんだんよくなれるなら、その学校は無限に発展するのです。(四一\一三)
勉強がよくできる学生たちは、安心する日がありません。試験をうまく受けても心配しなければなりません。試験を受けて点数をみれば九八点です。このようなときは「ああ、 一〇〇点になれなかった」とまた心配です。「その二パーセントを私が落ちたのでより熱心にしなければならない」そうすればそれが最高になるのであり、「ああ、九八点ならいいだろう、私は九八点なら十分だ」とすれば、そこからは後退するのです、後退。
皆さん、学校に行けば学校に行き、学課の勉強をたくさんして複雑な過程を経た人は立派です。複雑なのでいちばんびりというどん底に行くという人がもっと立派ですか? どんなものがより易しいですか? 〇点は〇ではありません、〇? 穴がぽっかりと空いたので、出るのが易しいでしょう、どこにでも。それでがけに穴をあけるのが易しいですか、穴があるところを出るのが易しいですか? どちらが易しいですか?
一〇〇をみれば、この前にどんじり(〇)をやたらに殴る棒(一)が守っていると私は考えます。この〇が打たれても勝手に行ってくっついてはいけません。それはきっちり間隔をとらなければなりません。それがどれほど秩序整然としているかというのです。それはいいですか? 易しいことを探していく人は絶望が待ち、難しいことを探していく人は希望が待ちます。これは天地の道理だということを知らなければなりません。分かりましたか?(九六\一九〇)
皆さんは 一〇〇点をもらいますか、もっとつけて一二〇点をもらいますか? 皆一二〇点をもらいたいでしょう? 一二〇点もありえます。私が昔学校に通ったとき、一〇五点までもらったことがあります。(笑い)どのようにして一〇五点をもらったのでしょうか? そのとき、担任の先生が感嘆したというのです。一〇五点になったといって何の審判や裁判を受けますか?
ないという話は何かといえば、ありうるという話です。ですから、皆さんの愛が何点くらいなのか気になるのです。そうでしょう?(はい)。(三三\二八一)