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五.国際平和高速道路の建設

 私が一九八一年に国際高速道路、ハイウェイの建設を提唱した、その時の文献は全部あるでしょう。世界各国の大学総長、百四十カ国の政府機関に送りました。その文献が全部残っているのです。その高速道路の計画、そして技術の平準化についての文献です。先進国が今まで弱小国を搾取しましたが、それは何かというと技術搾取なのです。技術をもって隷属させ、今まで搾取してきたのです。技術と政治の力で搾取し、それを基盤にして強国が連合し、弱小民族を思いのままにしてきたのです。

 その時、その高速道路の建設計画を、アカデミーの教授たちがくすくすと笑って、「レバレンド・ムーンが平和高速道路の問題を言い出すとは思わなかった」と言うのです。事実、「世界平和教授アカデミー」が高速道路を提唱しなければならないことなのです。ところがそれを発表すると、議長団が気分を良くしなかったのです。気分が良くなかったら、良くないでいいではないですか。では彼らが何をするのですか。彼らはただ口で言うだけです。我々は今、それを推進しているのです。(一六二―一五六)

 一九八一年に国際ハイウェイの建設を宣布しました。その時、科学者たちとすべての議長たちが反対しましたが、これはしなければならないことだったので、私は宣布しました。アジアの形勢が彼らには分かりません。私の言うことを聞いて、この仕事をしなければなりません。その時、議長団が反対したにもかかわらず、それを一蹴して発表したから良かったものの、今、それを発表しても意味がないのです。

 今、中共の高位層ではレバレンド・ムーンが何を企てているのかと考えています。日本が満洲に鉄道を建設したのは、満洲を占領する基地をつくるためでした。それで、レバレンド・ムーンも中国大陸を手に入れるためではないのかというのです。高位層の人々に会いましたが、その会談の時、国際ハイウェイの件について、彼らは話にならないと、信じもしなかったのです。(一九八五・一二・二九)

 北韓を通って中国大陸を横断しようという国際高速道路の建設は日本がしなければなりません。(一九八六・六・一)

 国際平和高速道路は日本が責任をもって遂行することです。これです。それを誰が志願しましたか。一九八一年に提案して、もう実践段階に来ました。

 この議長団が、「ああ! 文先生、それはだめです。高速道路は北韓があってできません」と言いましたが、「あなた方の耳の穴は詰まっているが、私はアンテナをもっています。見ていなさい」と言ったのです。私に反対していて、痛い目に会ったでしょう? 今に見ていなさいと言いました。すべて経験した人たちなのです。皆ぺちゃんこにやられました。(一六八―三三)

 国際平和高速道路を建設するなら、何百億、何千億、何兆ウォンも必要です。最近、穴を掘り始めましたが、競争が始まったのです。「我が社のものに、我が社に渡してください。お金は我々が出しますから」と言うのです。それでこそ、世界の輿論となれます。大したものです。文総裁の背後を知ってみると大したものなのです。世界中の学界から政界まで、ヨーロッパを通して調べても、南アメリカを通して調べても、アメリカ自体を通して調べても、だんだんラッパのように大きくなるのです。(一六六―二九)

 現在は、イスラム教圏でも、その国の宗教の力を超えて活動できる能力をもっているのです。ですから、国際平和高速道路を造ろうというのは、まんざら空言ではありません。宗教圏を活用するようになれば七カ月間でやれます。そのような力をもっているのです。それを全部解決するというのです。(一六六―一〇)