P.1279 |
今日まで、いつも北と南の間には争いがありました。アメリカも例外ではありません。南部と北部が互いに敵となり、南北戦争を起こしました。東洋と西洋も互いに戦いました。これは国家間の問題だけではありません。家庭においても、団体間においても、いつも互いに戦っていたのです。
何をもって私が勝利したと言えるでしょうか。それは、争いの原因を統一させることをもって可能です。私はそれを試みているのです。小さな韓半島でさえ南と北の人々が、各々別の政治体制のもとに互いに敵意を抱いています。彼らは歴史的に憎み合ってきました。
しかし、統一教会の結婚には南北の一致があるのです。初めは南部の新郎と北部の新婦がお互いに敵として相対し、ちょうど二人の騎士が決闘をしているようでした。しかし、やがて二人はほほえみ合い、愛に熱中し、結局は最高の幸福をつかんだのです。初めはこの二人が敵のような間柄でしたから、両家の家族も言うまでもなく怨讐のような仲でした。しかし、彼らもいつの間にか新郎と新婦のように喜び合う仲になってしまうのです。
そして韓国では、数多くの青年たちが「合同結婚式はいつですか。私も参加したいです」と、一般の人までも興奮を抑えることができないのです。このような現象はちょうど小さな波が津波のように大きく成功しているのと同じです。日本もこれと同じです。初めは反対しましたが、これからは統一教会で祝福を受けた幸福な一組の夫婦を見守っていくのです。アメリカも同様です。私の一挙手一投足を色眼鏡を通して見ながら「次の結婚式はいつなのか。アメリカの青年たちの反応はどうか?」と言っています。しかし、いつかは理解できるようになるでしょう。全世界の人種が一つになる最も近道は国際結婚しかありません。二つの全く違う文化圏と環境から選ばれた男女が、神様の愛によって仲良く一つになるのです。これが完全なる統一なのです。
このような理想を実現するのが我々です。偉大なことを成就するために、我々は巨大な愛の力を求めなければなりません。ただ、最高の愛の力によってのみそのような力を発揮できるのです。社会の動きと環境によって翻弄されるような愛ではありません。最高の愛だけが国境を越え、人種の境を越え、文化の境を越え、知識の境を越えるのです。(九三―三八)
これから、どのようにして世界を一つに統一しますか。また、心情交流の基台をどうやって築きますか。これが問題です。それで先生は、これから日本の独身男女を韓国人と国際結婚させようと思います。これは神様が願われることです。韓国の枠内でかがんで、座っているような、そのような人を神様は願われません。
神様はご自身の理念の圏内で、すべてが成されることを願われるのです。共産主義の女性たちは、労動者と結婚するのが最高の希望です。
しかし、統一教会の独身女性たちはその(国際結婚が)理想にならなければなりません。(一七―四三)
これからは、自分の家庭が異国の民族と一つになれる血統をどれほどもっているかが、霊界に行って自慢できることです。ですから、これから皆さんの息子、娘たちが結婚する時は国際結婚を多くしなければならないのです。これから統一教会の独身男女はすべて国際結婚をしなければなりません。分かりましたか。これから少しずつ始めるのです。男性も女性も生まれたなら、一度やってみる価値があるのです。(三四―七三)